出雲大社から徒歩で15分ほど、日本海に近づくと、鳥居がある壮大な岩が見えます。
なぜか壮大な岩と目線があったような感覚になり、その岩は「弁天島」といいます。
弁天島とは
稲佐の浜に着くと、30メートルほど海側に、壮大な弁天島があります。
今では陸続きですが、かつては海のなかに、その姿がありました。
地元の方の話しでは、海のなかの弁天島は、海に浮いている姿であったと話されます。
それぐらい、神秘的な姿をしていたそうです。
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弁天島に鳥居があるわけは!
弁天島には、海の安全を守る神が祀られています。
弁天島に鳥居があるのは、岩の上部に「沖御前神社」があり、その鳥居になります。
そして、平成20年頃までは、鳥居の近くには松の木の姿がありました。
沖御前神社の神様は!
神仏習合(神仏混合)の時代では、沖御前神社には、弁財天(べんざいてん)が祀られていました。
弁天島の名は、この弁財天の名からと、地元の方は言われています。
そして、明治時代からは、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られています。
地元では漁業が盛んなことから、漁業の神としても信仰が深くあります。
弁財天
弁財天とは、弁天様のことで、七福神のお一人です。
音楽や財福などをつかさどり、女神として琵琶(びわ)を弾かれ、その姿は美しいとされます。
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豊玉毘古命
豊玉毘古命とは、日本神話に登場するお一人で、海や水の女神として知られます。
そして、 神武天皇(初代天皇)の祖母としても有名です。
弁天島には登ることはできない!
壮大な弁天島、沖御前神社に参りたいと想い、弁天島に登りたいと願う方がおられます。
残念ですが、弁天島には登ることはできません!
少し離れた場所で沖御前神社に参り、弁天島を触ることで、そのパワーを授かってください。
弁天島とくじら島
地元の皆さんは、弁天島のことを「べんてんさん」といわれます。
今では砂に埋まりましたが、かつて浜と弁天島の間には「くじら島」という小島がありました。
地元の方々は、くじら島で、釣りなどを楽しんだそうです。
今でも祭事のときには、砂に埋まった、くらじ島を掘り返すそうです。
それぐらい、弁天島とくじら島は、地元の皆さんに愛されています。
稲佐の浜と弁天島 観光客さんの様子
稲佐の浜と弁天島では、年々観光のお客さんが増えています。
そのため、平日でも、駐車場が満車になるときがあります。
そして、多くのお客さんは、弁天島まで向かわれます。
そして、「弁天島をカメラで撮ったり」「手で触ってパワーを貰ったり」「お賽銭を岩の間に供えたり」、そして「砂を持ち帰ったり」、様々に楽しまれています。
稲佐の浜 周辺情報
出雲大社から稲佐の浜へは、徒歩12分です。
途中に、「出雲阿国の墓」や「阿国寺」「奉納山」など、スポットがあります。
是非、稲佐の浜と弁天島で、楽しんでくださいませ。
稲佐の浜 周辺情報!
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