出雲地方でいう神在月(他県では神無月)に、出雲大社に行かないで地元の神社に留まる神様もいらっしゃるようです。
神在月に出雲大社に行かない神様たち
神在月(旧暦の10月)には、日本全国の八百万の神々が出雲大社に集まるとされていますが、一部の神様は出雲に行かず、各地に留まるとされています。
出雲に行かないとされる神様には、主に以下の神々がいらっしゃるようです。
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神在月にその土地に留まる神々
1. 恵比寿神(えびすがみ)
恵比寿神は、商売繁盛や漁業の神様として日本各地で信仰されています。
恵比寿神は、出雲には向かわず、その土地を守るために各地に残るとされています。
特に、関西地方では「えびす講」というお祭りが行われ、恵比寿神を奉る行事が行われます。
2. 留守神(るすがみ)
出雲大社に神々が集まる間、日本各地の神社や地域を守るために残る神様たちです。
留守神は、各地の人々の平安や幸福を守る役割を担っており、それぞれの地域の神社に残るとされています。
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3. 地主神(じぬしのかみ)
地元の土地を守る神様で、各地域や土地に深く結びついた存在です。
地主神も出雲に赴かず、その土地を守るために残るとされています。
地域の平穏や安全を保つために、神在月でもその場を離れないと考えられています。
4. 天照大神(あまてらすおおみかみ)
伊勢神宮の主祭神である天照大神も、一般的には出雲に行かないとされています。
天照大神は日本の最高神であり、伊勢神宮に留まり、日本全体を見守ると考えられています。
5. 伏見稲荷大社の稲荷神(いなりがみ)
商業や農業、五穀豊穣を守護する神様である稲荷神も、各地の稲荷神社を守るために出雲には行かず、各地に留まるとされています。
特に、京都の伏見稲荷大社を中心に信仰される稲荷神は、その土地に留まることが多いです。
これらの神々は、神在月に他の神々が出雲に集まる間も、その土地や地域を守るために各地に残り続けるとされています。
この信仰は、各地の神社で地元の人々の信仰が途絶えないように、神様が留まるという考え方から生まれたものです。