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「出雲大社に馬と牛の銅像があるのはなぜ?」
「撫でるとご利益があるって本当?」
出雲大社の境内を歩いていると、四の鳥居(銅の鳥居)をくぐった左手に、馬と牛の銅像が並んでいるのを見かけます。
一見すると少し不思議に感じるかもしれませんが、この2体は単なる飾りではありません。
馬は神馬(しんめ)、牛は神牛(しんぎゅう)として、それぞれ深い意味とご利益を持つ存在として大切にされています。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
- 出雲大社の神馬・神牛の場所
- 神馬像の歴史と子宝・安産のご利益
- 神牛像と学問のご利益
- 天満宮や北島国造館との関係
- 参拝時にあわせて見たいスポット
を、やさしく解説します。
まず結論|出雲大社の馬と牛は「神馬」と「神牛」
出雲大社の境内にある「馬と牛」の銅像は、それぞれ「神馬(しんめ)」と「神牛(しんぎゅう)」として知られています。
- 神馬(しんめ):子宝や安産を祈願する象徴。
- 神牛(しんぎゅう):学問の向上や知識の発展を願う象徴。
この神馬と神牛、どちらも神聖な意味を持つ存在です。
出雲大社といえば縁結びのイメージが強いですが、境内には子宝・安産・学問など、人生のさまざまな願いに寄り添うスポットもあります。
神馬・神牛の銅像はどこにある?
神馬と神牛の銅像は、四の鳥居(銅の鳥居)をくぐった左手にあります。
拝殿へ向かう途中に自然と目に入りやすい場所なので、参拝の流れの中で立ち寄りやすいのが特徴です。
ただし、拝殿へ急いでいると通り過ぎてしまうこともあります。
四の鳥居をくぐったら、左手側を少し意識して見てみてください。
出雲大社の神馬像とは?
神馬像は、出雲大社に古くから伝わる銅像で、地元では親しみを込めて「かねおまさん」とも呼ばれています。
出雲大社に奉納された神馬像の歴史は、1667年に遡ります。
この年、長州藩の二代藩主、毛利綱広公(もうり つなひろ)が、現在の重要文化財である「四の鳥居(銅の鳥居)」と共に寄進したのです。

神馬像に子宝・安産のご利益がある理由
神馬像に子宝・安産のご利益があるとされる背景には、制作時の逸話があります。
神馬像を依頼したのは、京都の名工「名越弥七朗」。
実は、彼の妻が出産を控えていた時期に神馬像の制作が始まりました。
当時、出産は「穢れ」とされており、弥七朗は「神馬像が完成するまで、妻の出産が遅れるように」と毎日祈り続けていたそうです。
その祈りが叶い、神馬像が完成した後、無事に安産を迎えることができました。
この逸話から、神馬像は子宝・安産の御神徳を授ける存在として、今も親しまれています。
どこを撫でるとよい?
地元では神馬像の鼻のあたりを撫でると良い運気をもたらすと言われ、安産を祈願する方々が訪れます。
撫でるときは、強くこすったり、長時間占有したりせず、感謝の気持ちを込めてそっと触れるようにしましょう。
出雲大社の神牛像とは?
出雲大社の神牛像は、「学問の御利益」が授かると伝えられている銅像です。
そのご利益が特に強いとされるのは、学問の神として知られる菅原道真公と深い関係があるからです。

菅原道真公と出雲大社の深い縁
道真公と出雲大社との関係は、道真公の父である菅原是善が、出雲の地で野見宿禰(のみのすくね)の墓参りをしていた時、地元の娘を寵愛したという逸話に基づいています。
この娘との間に道真公が生まれたという説もあり、道真公の生誕には出雲の土地が大きな影響を与えたと言われています。
そのため、出雲大社内には天満宮が祀られ、道真公が祀られているのです。
天満宮は、出雲大社の神楽殿や北島国造館に存在し、学問や学業成就を願う参拝者にとっては欠かせない場所となっています。
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出雲大社の天満宮もあわせて参拝したい
出雲大社の天満宮は、出雲大社の神楽殿の右手奥や、北島国造館の庭園内にあります。
特に、北島国造館は美しい庭園や滝で知られ、その静かな環境の中に「天満宮」がひっそりと佇んでいます。
この天満宮には、菅原道真公の像が祀られており、学問や受験生の必勝を祈るために多くの人々が訪れます。
天満宮(出雲大社・神楽殿)
出雲大社の神楽殿を右手からうしろにまわると「天満宮」がございます。
出雲大社で学問や試験、仕事の知識向上を願いたい方は、神牛像とあわせて立ち寄るとよいでしょう。
天満宮(出雲大社・北島国造館)
北島国造館の庭園内に「天満宮」がございます。
北島国造館は美しい庭園と滝で知られ、その一角に菅原道真公が祀られています。
出雲大社の参拝後に立ち寄ると、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり手を合わせられます。
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神馬・神牛はこんな人におすすめ
子宝・安産を願う方
神馬像は、制作時の逸話から子宝・安産のご利益があると伝えられています。
受験や学業成就を願う方
神牛像は、菅原道真公との関係から学問のご利益があるとされています。
出雲大社の境内を深く知りたい方
拝殿や神楽殿だけでなく、こうした小さな見どころにも目を向けると、出雲大社の奥深さがより感じられます。
参拝時の注意点
- 銅像を強くこすりすぎない
- 写真撮影時はほかの参拝者に配慮する
- 拝殿へ向かう人の流れを妨げない
- ご利益だけを求めすぎず、感謝の気持ちで手を合わせる
出雲大社は神聖な場所です。
神馬・神牛の前でも、静かに丁寧に向き合いたいですね。
よくある質問
出雲大社の馬と牛の銅像はどこにありますか?
四の鳥居(銅の鳥居)をくぐった左手にあります。
神馬像にはどんなご利益がありますか?
子宝・安産のご利益があると伝えられています。
神牛像にはどんなご利益がありますか?
学問向上・学業成就・知識の発展を願う象徴とされています。
神馬像はどこを撫でるとよいですか?
地元では神馬像の鼻のあたりを撫でるとよいと伝えられています。
学問祈願なら天満宮も行くべきですか?
はい。神楽殿の右手奥や北島国造館の庭園内に天満宮があるため、神牛像とあわせて参拝するのがおすすめです。
まとめ|神馬・神牛を知ると、出雲大社参拝がもっと深くなる
出雲大社の四の鳥居をくぐった左手にある馬と牛の銅像は、それぞれ神馬・神牛として大切にされています。
- 神馬は子宝・安産の象徴
- 神牛は学問・知識向上の象徴
- 神馬像は1667年に四の鳥居とともに寄進された歴史ある存在
- 神牛像は菅原道真公や天満宮信仰と関わりがある
出雲大社を訪れるときは、拝殿や神楽殿だけでなく、神馬・神牛にもぜひ目を向けてみてください。
その意味を知ってから見ると、境内の小さな見どころが、より深く心に残るはずです。