出雲の神社巡りをもっと楽しみたい方は、こちらの記事もおすすめです。
「須佐神社は最強のパワースポットって本当?」
「出雲大社と一緒に参拝する価値はある?」
島根県出雲市佐田町にある須佐神社は、須佐之男命(スサノオノミコト)ゆかりの神社として知られる、出雲の奥深いパワースポットです。
出雲大社のように全国的な知名度が高い観光地ではありませんが、山あいの静かな空気、大杉の存在感、須佐の七不思議など、実際に訪れると強く印象に残る場所です。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
- 須佐神社が最強のパワースポットといわれる理由
- 須佐之男命との関係
- 大杉や七不思議の見どころ
- 御朱印・お守り・御神塩
- アクセスや駐車場
を、やさしく解説します。
まず結論|須佐神社が特別とされる理由
- 須佐之男命の御魂を祀る神社とされる
- 『出雲国風土記』にも関わる古社
- 樹齢1300年と伝わる大杉がある
- 須佐の七不思議が語り継がれている
- 山あいにあり、静かで神秘的な空気を感じられる
須佐神社は全国で唯一、須佐之男命の御魂を祀る神社であり、さらに御本殿の後方に樹齢1300年と伝わる大杉があることが大きな魅力(パワースポット)となっています。
「派手な観光地」ではなく、静かに神様の気配を感じるような場所を求める方に向いている神社です。
須佐神社とは?須佐之男命ゆかりの古社
須佐神社は、島根県出雲市佐田町須佐に鎮座する神社です。
主祭神は「須佐之男命・スサノオノミコト」。
「須佐之男命」は、ヤマタノオロチを退治した英雄(日本神話)として、今も伝えられています。
「出雲国風土記」では、スサノオが「須佐」に来て最後の開拓をされたと記されてます。
また、須佐之男命は「この国は小さい国だがよい国だ・自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」といい、この地を「須佐」と命名され・自らの御魂を鎮めたとされています。
須佐の地は、須佐之男命との関りが深く、須佐神社は「出雲国風土記」に登場する古社になります。
須佐神社のご祭神
須佐神社には、須佐之男命を中心に、ご家族にあたる神様も祀られています。
- 主祭神の「須佐之男命(スサノオノミコト)」
- 妻の「稲田比売命(イナタヒメノミコト)」
- 妻の両親である「足摩槌命(アシナズチノミコト)」・「手摩槌命(テナヅチノミコト)」
- 姉神になる「天照大神 (あまてらすおおみかみ)」
稲田比売命は、ヤマタノオロチ退治の神話で須佐之男命に救われ、のちに妻となった女神です。
足摩槌命・手摩槌命は、稲田比売命のご両親です。
さらに、須佐神社の入口向かいには天照社があり、須佐之男命の姉神である「天照大神 (あまてらすおおみかみ)」 が祀られています。
こうして見ると、須佐神社周辺は、須佐之男命を中心とした神々のつながりを感じられる場所でもあります。
須佐神社のご利益
須佐神社のご利益として、次のようなものがあります。
- 良縁
- 子孫繁栄
- 家内安全
- 諸障退散
須佐之男命は、荒々しさだけでなく、困難を打ち破る力強さや、家族を守る神様としての一面も感じられる存在です。
そのため、人生の流れを整えたい方、家族の幸せを願いたい方、悪い流れを断ち切りたい方にも、須佐神社は心に響く場所になりやすいでしょう。
最強パワースポットといわれる理由① 大杉

須佐神社を語るうえで欠かせないのが、パワースポットとして樹齢1300年と伝えられる「大杉」です。
大杉の場所は、須佐神社・御本殿の後方です。
この大杉は、幹の太さが6m、樹高は24mほどある大樹が、須佐の地を守るように立っています。
その姿は、威厳に満ち溢れ強い生命力を感じることから、テレビでも最強のパワースポットとして紹介(江原啓之さん)されました。
現在は触れられる?
以前は大杉に触れることができたようですが、現在は柵で囲われています。
そのため、近づいて触るのではなく、柵の外から静かに手を合わせる形になります。
大切なのは「触れること」ではなく、その場の空気を感じ、感謝の気持ちで向き合うことです。

案内板には、この大杉は昔、加賀藩から帆柱にと金八百両で所望があったそうです。
しかし須佐国造は、これを断ったと伝えられています。
須佐神社の大杉は、この須佐の地において、お金には代えられない重要な巨木であった証ですね。
最強パワースポットといわれる理由② 須佐の七不思議

須佐神社には、古くから須佐の七不思議と呼ばれる伝説が語り継がれています。
次の7つがあります。
- 塩井・しおのい
- 神馬・しんば
- 相生の松・あいおいのまつ
- 陰無桜・かげなしざくら
- 落葉の槙・おちばのまき
- 星滑・ほしなめら
- 雨壷・あまつぼ
ひとつひとつに不思議な伝承があり、須佐神社が単なる神社ではなく、土地そのものの信仰や物語を宿した場所であることがわかります。
塩の井(しおのい)
境内に湧き出している塩の井は、出雲大社の西にある稲佐の浜に続いているそうです。
須佐之男命は自らこの潮を汲み、この地を清められたといわれてます。
出雲大社や稲佐の浜とのつながりを感じられる、特に興味深い七不思議です。

満潮の時には、塩井周りの地面には潮の花が咲くそうです。
神馬(しんば)
どんな毛色の馬であっても白馬になり、吉凶禍福・国の大事を予知したと伝えられています。
相生の松(あいおいのまつ)

本殿の裏に、一本の松でありながら、雄松・雌松の両肌をもった松の木があったそうです。
「須佐之男命」と、妻の「稲田比売命(イナタヒメノミコト)」との夫婦の姿を象徴した松の木ですね。
陰無桜(かげなしざくら)
昔、隠岐の国に耕田の不作が続いたそうです。
これを占ったところ「出雲の須佐大宮の大きな桜が隠岐へ影をさす為」とのことで、須佐国造にお願いし桜が切られました。
伐られたあとも切り株から生じた桜が、茂ることも枯れることもなく今に至ると伝えられています。
落葉の槙(おちばのまき)
妻の「稲田比売命」が御子を出産された時、産具を槙の葉で包み・松葉で綴って川に流されると、流れ着いたところに槙(柏)と松が生えてきたそうです。
これが落葉の槙と言われます。
星滑(ほしなめら)
須佐の中山の頂近くに岩肌が見え、谷の姿をしている所に白い斑点がみえます。
その白い斑点は、豊年なれば多く、凶年なれば少ないと伝えられています。
雨壷(あまつぼ)
境内摂社の厳島神社より下、道路の下手の田の畔に岩があります。
その岩の穴をかきまわすと、神の怒りで大暴風雨が起こると伝えられてます。
須佐神社の参拝方法
須佐神社の参拝方法は、一般的な神社と同じ二拝二拍手一礼です。
出雲大社は二礼四拍手一礼なので、出雲大社とあわせて参拝する方は、作法の違いに注意するとよいですね。
須佐神社の境内見どころ
鳥居・石柱

須佐神社の正面入口には、石造りの鳥居と「須佐大宮」と彫られた石柱があります。
鳥居から正面にみえるのは、随神門(ずいしんもん)、そして拝殿とつづいています。
ここから神域へ入る気持ちで、静かに一礼して進みましょう。
手水処

鳥居をくぐると、すぐ右側に手水処があります。
手と口を清めてから、拝殿へ向かうと気持ちよく参拝できます。
随神門(ずいしんもん)

正面の鳥居と拝殿の間に、随神門(ずいしんもん)があります。
随神門は、神域を守る随神として外から来る邪霊を、追い払う役割をもつそうです。
この門をくぐると、境内の空気がさらに引き締まるように感じられます。
東末社・西末社
随神門をくぐると、右側には「東末社」があります。

そして、左側にあるのが「西末社」です。

神楽殿
塩井(しおのい) の近くにあるのが「神楽殿」です。

拝殿
随神門(ずいしんもん)をくぐると、正面には「拝殿」があります。
須佐神社の参拝方法は、「 二拝二拍手一礼 」の一般的な作法です。
御本殿
須佐神社の「御本殿」は、拝殿の後ろになります。
1861年(文久元年) 建築の大社造りとして、島根県の重要文化財にも指定(1966年5月) されています。
大杉さんの木精
大杉の近くには「大杉さんの木精」が置かれています。

大杉さんの葉を、塩井の水で清めた記念品が、大杉さんの木精で 初穂料は600円になります。
稲荷社
御本殿の裏側には「稲荷社」があり、丸い耳の石狐がおられます。

三穂社
須佐神社 境内の一番奥にあるのが「三穂社」です。
「三穂社」は、男女の神が祀られていて本殿がふたつあります。
天照社
須佐神社の入口・鳥居の向かいの奥に「天照社」があります。
「天照社」では、須佐之男命 (スサノオノミコト)の姉神になる 天照大神 (あまてらすおおみかみ) が祀られています。
弟想いの姉が、少しだけ距離をあけて見守りような感じですね。
社務所
「社務所」は、拝殿の右側になります。
こちらの「社務所」で、御祈祷のお申込みや、お守り・御朱印などが授与いただけます。
受付時間は、9時~16時ですよ。
須佐神社の御朱印
須佐神社では、主に2種類の御朱印を授けていただけます。
- 須佐神社(須佐大宮)の御朱印
- 出雲國神仏霊場巡り 第十八番霊場の御朱印
御朱印をいただきたい方は、参拝後に社務所へ向かうとよいでしょう。
須佐神社(須佐大宮)の御朱印

「須佐神社」の御朱印は、右上に「出雲國」と刻字された赤い朱印。
中央には「須佐大宮」の文字と、「須佐大宮」と刻字された赤い朱印が押されてます。
そして、左に「参拝日」を墨書きされてます。
「出雲國」と刻字された赤い朱印をみると、スサノオの御魂を祀る古社として重みを感じますね。
値段(初穂料)
値段は300円(初穂料)、境内の社務所にて授与いただけます。
受付場所と時間
受付は、境内の社務所にて授与いただけます。
受付時間は、9:00~16:00
出雲國神仏霊場巡りの御朱印(第十八番霊場)
『出雲國神仏霊場巡り』の御朱印は、それぞれの名前や由来などを用いた、漢字一文字を墨書きされます。
また、出雲國神仏霊場巡りは、島根・鳥取の20社寺で行われ、須佐神社は第十八番霊場になります。

御朱印は、右上に「出雲國神仏霊場第十八番」と刻字された朱印。
中央には「素」の一文字、中央下に「須佐大宮」と刻字された赤い朱印が押されてます。
左には「参拝日」を墨書きされてます。
また、須佐神社「素」の一文字は、『素戔嗚尊』の 文字から連想します。
値段(初穂料)
値段は300円(初穂料)です。
受付場所と時間
受付は、境内の社務所にて授与いただけます。
受付時間は、9:00~16:00
須佐神社のお守り・御神塩
須佐神社のお守りは、基本1種類で、色違いやデザイン違いがあります。
初穂料は500円、受付は社務所、時間は9:00〜16:00です。
また、社務所では御神塩も授与されており、神棚へのお供えやお清めの塩として使えます。
須佐神社のお守り
須佐神社の「お守り」は、基本1種類です。
色違いやデザイン違いがあります。
値段(初穂料)
値段は500円(初穂料)です。
受付場所と時間
受付は、境内の社務所にて授けていただけます。
受付時間は、9:00~16:00
御神塩
須佐神社の社務所では「御神塩」が授与いただけます。
神棚へのお供え・お清めの塩としてお使いできます。

須佐神社の神事・祭日
神事
| 朝覲祭 (ちょうきんさい) | 例年 4 月 18 日(例大祭に引き続き斎行) |
| 百手神事 (ももてしんじ) | 例年 4 月 19 日(例大祭古伝祭の午後に斎行) |
| 陵王舞 (りょうおうのまい) | 例年 4 月 19 日(例大祭古伝祭に引き続き斎行) |
| 切明神事 (きりあけしんじ) | 例年 8 月 15 日(午後に斎行) |
祭日
| 歳旦祭(さいたんさい) | 1月1日早朝 |
| 節分祭(せつぶんさい) | 2月節分に執り行われます |
| 祈年祭(きねんさい) | 2月17日 |
| 例祭・朝覲祭(れいさい・ちょうきんさい) | 4月18日 |
| 古伝祭(こでんさい) | 4月19日 |
| 切明神事祭(きりあげしんじさい) | 8月15日 |
| 秋季祭(あきまつり) | 10月17日 |
| 新嘗祭(にいなめさい) | 11月23日 |
| 大祓(おほはらひ) | 6月30日 / 12月31日 |
| 月次祭(つきなみのまつり) | 毎月15日 |
須佐神社の駐車場
須佐神社の駐車場は、鳥居の前を通り左折したところにあります。
普通車が30台ほど駐車でき、新しいトイレも設置されてます。

須佐神社へのアクセス
車で行く場合
出雲市中心部から須佐神社までは、車で約40分程度になります。
出雲大社からも少し距離があるため、出雲大社と同じ日に巡る場合は、時間に余裕を持って計画しましょう。
路線バスで行く場合
出雲市駅から路線バスで最寄りの「須佐」バス停まで約40分、ただしバス停から須佐神社までは約3kmあり、さらにタクシー利用が必要となります。
公共交通だけで行くには少し不便なので、観光で訪れるなら車やレンタカーのほうが現実的です。
出雲大社と須佐神社は一緒に回れる?
出雲大社と須佐神社は、同じ出雲市内にありますが、移動には時間がかかります。
車がある場合は、1日で両方を巡ることも可能です。
おすすめの回り方
- 午前中に出雲大社を参拝
- 神門通りで昼食
- 午後に須佐神社へ移動
- 須佐神社をゆっくり参拝
ただし、須佐神社の社務所受付時間は9:00〜16:00なので、御朱印やお守りを受けたい方は遅くなりすぎないよう注意しましょう。
須佐神社はこんな方におすすめ
静かなパワースポットを訪れたい方
観光地のにぎわいよりも、山あいの静かな神社で手を合わせたい方に向いています。
スサノオの神話に興味がある方
須佐之男命ゆかりの地として、出雲神話をより深く感じられます。
出雲大社だけでは物足りない方
出雲大社参拝に加えて、さらに出雲の神話の世界を巡りたい方におすすめです。
よくある質問
須佐神社はどこにありますか?
島根県出雲市佐田町須佐にあります。出雲市中心部から車で約40分です。
須佐神社はなぜ最強のパワースポットといわれるのですか?
須佐之男命の御魂を祀るとされること、樹齢1300年と伝わる大杉、須佐の七不思議などが理由として語られています。
須佐神社の参拝方法は?
一般的な神社と同じ二拝二拍手一礼です。
須佐神社の御朱印はありますか?
はい。須佐神社の御朱印と、出雲國神仏霊場巡り第十八番霊場の御朱印があります。
須佐神社は車なしでも行けますか?
路線バスでも行けますが、最寄りバス停から約3kmあるため、タクシー利用が必要です。観光では車やレンタカーが便利です。
まとめ|須佐神社は出雲神話の力を静かに感じられる特別な神社
須佐神社は、出雲市佐田町の山あいに鎮座する、須佐之男命ゆかりの古社です。
- 須佐之男命の御魂を祀る神社とされる
- 樹齢1300年と伝わる大杉がある
- 須佐の七不思議が語り継がれている
- 御朱印・お守り・御神塩も授与されている
- 出雲市中心部から車で約40分
出雲大社とはまた違う、山あいの静けさと神話の力を感じられるのが須佐神社の魅力です。
出雲大社の参拝に加えて、もう少し深く出雲の神話を体感したい方は、ぜひ須佐神社まで足を運んでみてくださいね。
\出雲の神社巡りをもっと楽しみたい方へ/
- 👉 出雲大社の正しい参拝順路と右回りの理由
- 👉 出雲大社・素鵞社の神秘を詳しく見る
- 👉 出雲大社の砂交換とは?方法・場所・使い方
- 👉 出雲大社の神在祭の日程と見どころ
- 👉 日本の神社の格式ランキング
- 👉 出雲大社周辺の駐車場ガイド
その他情報
須佐神社・すさじんじゃ
住所:島根県出雲市佐田町須佐730
電話番号:0853-84-0605
社務所受付時間:9時~16時
公式ホームページ:susa-jinja.jp
周辺社寺の一覧
| 紹介記事 | |
| 日御碕神社 | 日御碕神社の御朱印は2種類! 参拝方法や駐車場などの情報まとめ |
| 万九千神社 | 万九千神社! ねずみの石像をはじめ、御朱印・お守りなど(まとめ) |
| 長浜神社 | 長浜神社の御朱印は種類が豊富! お守り・ご利益などの情報まとめ |