出雲大社の4つの鳥居とは?一の鳥居から四の鳥居まで順番・場所・意味をやさしく解説

「出雲大社には鳥居が4つあるって本当?」
「一の鳥居から順番にくぐったほうがいいの?」

出雲大社を参拝するとき、実は知っておきたいのが4つの鳥居です。

出雲大社には、一の鳥居から四の鳥居まであり、それぞれ場所・素材・歴史・役割が違います。
鳥居の意味を知って歩くと、参拝の時間がぐっと深くなります。

この記事では、初心者の方にもわかりやすく、

  • 出雲大社の4つの鳥居の名前と場所
  • 一の鳥居から四の鳥居までの順番
  • それぞれの鳥居の歴史と特徴
  • 鳥居の正しいくぐり方
  • 参拝ルートとの関係

を、やさしく解説します。

まず結論|出雲大社には一の鳥居から四の鳥居まである

  • 一の鳥居:宇迦橋の大鳥居 鉄筋コンクリート製(石の鳥居
  • 二の鳥居:勢溜の大鳥居 2018年に木の鳥居から鋼材製(鉄の鳥居)に建て替え。
  • 三の鳥居:松の参道の鳥居 鉄製(鉄の鳥居
  • 四の鳥居:銅の鳥居 青銅製(銅の鳥居

出雲大社には一の鳥居から四の鳥居まで、4つの鳥居があり、鳥居ごとに素材や歴史が異なります。

出雲大社の4つの鳥居一覧

鳥居 名称 場所 特徴
一の鳥居 宇迦橋の大鳥居 神門通り入口付近 高さ約23mの大鳥居
二の鳥居 勢溜の大鳥居 出雲大社正門 現在は鋼材製。参拝の入口として有名
三の鳥居 松の参道の鳥居 祓橋の先 松並木へ続く鳥居
四の鳥居 銅の鳥居 拝殿の手前 青銅製。重要文化財

4つすべてを順番にくぐると、神門通りから神域へ少しずつ近づいていく感覚を味わえます。

一の鳥居|宇迦橋の大鳥居

一の鳥居は、出雲大社の南側、神門通りの入口付近にある大きな鳥居です。

別名、宇迦橋の大鳥居とも呼ばれます。

出雲大社一の鳥居2_20220624

一の鳥居の特徴

  • 建立:1915年(大正天皇の即位記念)
  • 別名:宇迦橋の大鳥居
  • 高さ:約23メートル
  • 素材:鉄筋コンクリート製
  • 特徴:中央「出雲大社」と書かれた額は畳6枚分
  • 神門通りの入口として目印になる

一の鳥居をくぐると、出雲大社へ向かう神門通りに入ります。

2013年 出雲大社の大遷宮(だいせんぐう)にあわせ、整備をされました。

電柱を地中に埋め込み、石材を敷き詰めた参道に生まれ変わりました。

神門通りには、飲食店やお土産店も並んでいるため、参拝前後の散策にもおすすめです。

出雲大社神門通り20220624

二の鳥居|勢溜の大鳥居

二の鳥居は、出雲大社の正門ともいえる場所に立つ鳥居です。

別名、勢溜の大鳥居と呼ばれます。

ここから出雲大社の下り参道が始まるため、多くの参拝者にとって「いよいよ出雲大社へ入る」と感じる場所です。

出雲大社 正門20220621

二の鳥居の特徴

  • 別名:勢溜の大鳥居
  • 現在の鳥居:2018年(平成の大遷宮で再建)
  • 素材:耐候性鋼材(COR-TEN鋼)
  • 出雲大社正門の役割がある
  • 下り参道の入口にあたる

二の鳥居をくぐると、出雲大社ならではの下り参道が始まります。

出雲大社の参道がなぜ下り坂なのか気になる方は、こちらも参考になります。

👉 出雲大社の参道はなぜ下り坂なのか?

勢溜とは?二の鳥居前の広場

二の鳥居がある場所は、勢溜(せいだまり)と呼ばれます。

勢溜は江戸時代に芝居小屋などが多く、人の勢いが溜まる場所としてそう呼ばれるようになったようです。

現在も、出雲大社参拝の入口として多くの人が集まる場所です。

二の鳥居から振り返ると、神門通りの先に一の鳥居が見え、出雲大社の参道の長さを感じることができます。

👉 出雲大社の勢溜とは!

出雲大社 勢溜の屋台20220615

三の鳥居|松の参道の鳥居

二の鳥居をくぐり、下り参道を進み、祓社(はらえのやしろ)・祓橋(はらえのはし)を通ると、三の鳥居が見えてきます。

三の鳥居は、松の参道の鳥居とも呼ばれます。

三の鳥居は鉄製で、樹齢400年ほどの松が並ぶ松の参道へ続く鳥居になります。

出雲大社 三の鳥居 20220703

三の鳥居の特徴

  • 別名:松の参道の鳥居
  • 素材:鉄製
  • 祓橋を渡った先にある
  • 松の参道へ続く入口
  • 参拝前に心が整う美しい場所

松の参道は、出雲大社の中でもとても美しい場所です。

ただし、松の根を守るため、現在は中央ではなく左右の参道を歩くよう案内されています。

出雲大社 松の参道20220624

松の参道を歩くときの注意点

  • 中央の道は避け、左右の道を歩く
  • 松の根を踏まないようにする
  • 写真撮影時も通行の妨げにならないようにする
  • 静かに歩き、神域へ向かう気持ちを整える

松の参道は、ただ通るだけの道ではありません。

祓社で心身を整え、松の参道を歩きながら、少しずつ神様の近くへ向かう大切な時間です。

👉 出雲大社の正しい参拝順路はこちら

四の鳥居|銅の鳥居

四の鳥居は、拝殿の手前にある最後の鳥居です。

銅の鳥居とも呼ばれ、青銅製の鳥居として知られています。

四の鳥居は1666年、江戸時代の寛文6年に、長州藩2代藩主・毛利綱広によって寄進されたものです。

また、重要文化財に指定されています。

出雲大社 銅の鳥居(四の鳥居)20220703

四の鳥居の特徴

  • 別名:銅の鳥居
  • 建立:1666年
  • 素材:青銅
  • 寄進:長州藩2代藩主・毛利綱広
  • 重要文化財
  • 拝殿前に立つ最後の鳥居

四の鳥居をくぐると、いよいよ拝殿へ進みます。

ここから先は、出雲大社参拝の中心となる場所です。

四の鳥居に刻まれた文字にも注目

四の鳥居には、当時の歴史を伝える銘文が刻まれています。

中世のある時期から17世紀頃までの祭神は「素戔嗚尊」であったため、銅の鳥居に「素戔嗚尊者雲陽大社神也」という内容が刻まれています。

出雲大社の現在の御祭神は大国主大神ですが、歴史の中では神仏習合の影響などにより、一時期は祭神は「素戔嗚尊」に代わるなど祭神の理解に変化があった時代もありました。

四の鳥居は、ただの入口ではなく、出雲大社の歴史を今に伝える大切な文化財でもあるのです。

出雲大社 銅の鳥居(文字)20220703

4つの鳥居を順番にくぐるおすすめルート

出雲大社の4つの鳥居を意識して参拝するなら、次の流れがおすすめです。

  1. 一の鳥居・宇迦橋の大鳥居をくぐる
  2. 神門通りを歩く
  3. 二の鳥居・勢溜の大鳥居をくぐる
  4. 下り参道を進む
  5. 祓社で心身を整える
  6. 祓橋を渡る
  7. 三の鳥居・松の参道の鳥居をくぐる
  8. 松の参道を左右の道から進む
  9. 四の鳥居・銅の鳥居をくぐる
  10. 拝殿・八足門前で参拝する

この流れで進むと、出雲大社の参道の奥行きや、神域へ近づいていく感覚を味わいやすくなります。

車で行く場合も4つの鳥居をくぐれる?

車で出雲大社へ行く場合、停める駐車場によっては、一の鳥居や二の鳥居を通らずに境内へ向かうこともあります。

ただ、初めて出雲大社を訪れる方には、できれば一の鳥居または二の鳥居から参拝を始めるルートがおすすめです。

出雲大社らしい参拝の流れを感じたいなら、駐車場に車を停めたあと、二の鳥居・勢溜から入り直すのもよいでしょう。

👉 出雲大社周辺の駐車場ガイドはこちら

鳥居の正しいくぐり方

鳥居は、神様のいらっしゃる神聖な場所と、日常の世界を分ける境界です。

くぐるときは、次のようなマナーを意識しましょう。

  • 鳥居の前で一礼する
  • 参道の中央を避ける
  • 左右どちらかの端を通る
  • くぐったあとは静かに進む
  • 帰るときも鳥居を出たら振り返って一礼する

鳥居をくぐるときは、どちらの足から?

より丁寧に参拝したい方は、鳥居をくぐる足にも意識を向けてみましょう。

通る場所 最初に出す足 理由
左側を通る場合 左足から 中央の神様の通り道から遠い足になるため
右側を通る場合 右足から 中央の神様の通り道から遠い足になるため

難しく考えすぎる必要はありませんが、知っておくと参拝の所作がより丁寧になります。

鳥居を知ると出雲大社参拝が深くなる理由

鳥居は、ただの入口ではありません。

一の鳥居から四の鳥居までを順番にくぐることで、日常の空間から神域へ、少しずつ心を整えて向かっていく流れが生まれます。

  • 一の鳥居で出雲大社への参道に入る
  • 二の鳥居で神域への入口に立つ
  • 三の鳥居で松の参道へ進む
  • 四の鳥居で拝殿前へ至る

この流れを知って歩くと、参拝が「点」ではなく「道」として感じられます。

鳥居と一緒に見たい出雲大社の見どころ

下り参道

二の鳥居をくぐると、全国的にも珍しい下り参道が始まります。

祓社

下り参道の途中にある、心身を清める大切なお社です。

松の参道

三の鳥居の先に続く、出雲大社らしい美しい参道です。

拝殿

四の鳥居をくぐった先にある、参拝の中心となる場所です。

神楽殿

大しめ縄で有名なスポットです。拝殿とは別の建物なので、あわせて立ち寄りましょう。

👉 出雲大社の全体図・境内図はこちら

よくある質問

出雲大社には鳥居が何本ありますか?

出雲大社には、一の鳥居から四の鳥居まで、4つの鳥居があります。

一の鳥居はどこにありますか?

神門通りの入口付近にあります。宇迦橋の大鳥居とも呼ばれる大きな鳥居です。

出雲大社の正門にある鳥居はどれですか?

二の鳥居です。勢溜の大鳥居とも呼ばれ、出雲大社正門の役割を持っています。

銅の鳥居はどれですか?

四の鳥居です。拝殿の手前にあり、1666年に長州藩2代藩主・毛利綱広が寄進した重要文化財です。

鳥居をくぐるときのマナーは?

鳥居の前で一礼し、中央を避けて左右どちらかを通ります。参道の中央は神様の通り道とされています。

まとめ|出雲大社の4つの鳥居を知ると、参拝がもっと深くなる

出雲大社には、一の鳥居から四の鳥居まで、4つの鳥居があります。

  • 一の鳥居は宇迦橋の大鳥居
  • 二の鳥居は勢溜の大鳥居
  • 三の鳥居は松の参道の鳥居
  • 四の鳥居は重要文化財の銅の鳥居
  • 鳥居をくぐるときは一礼し、中央を避ける

それぞれの鳥居には、歴史や役割があります。

出雲大社を訪れるときは、拝殿や神楽殿だけでなく、4つの鳥居にもぜひ注目してみてください。

鳥居をひとつずつくぐる時間が、出雲大社参拝をより神聖で心に残るものにしてくれます。


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