出雲大社観光を計画中の方は、こちらの記事もあわせて読むと旅の流れが組みやすくなります。
「出雲大社へ行くなら、どんな順番で観光すればいい?」
「車なしでも、出雲大社・稲佐の浜・日御碕まで回れる?」
出雲大社周辺には、御本殿や神楽殿だけでなく、北島国造館、命主社、稲佐の浜、上宮・下宮など、あわせて巡りたい場所がたくさんあります。
ただ、初めての方にとっては、どこから回れば効率がよいのか迷いやすいですよね。
この記事では、地元目線で、
- 車なし日帰りで出雲大社周辺を巡るコース
- 1泊2日で日御碕・足立美術館まで楽しむコース
- 徒歩・バス移動のポイント
- 回る順番と所要時間の目安
を、初心者の方にもわかりやすく紹介します。
- 1 まず結論|車なし日帰りなら「出雲大社周辺+稲佐の浜」がベスト
- 2 1. 出雲大社|まずは正しい順路で参拝
- 3 2. 北島国造館|静かな庭園と白守が人気
- 4 3. 命主社・真名井遺跡|隠れたパワースポット
- 5 4. 真名井の清水|出雲大社の神水として知られる場所
- 6 5. ご縁ポスト|大切な人へ想いを届けるスポット
- 7 6. 神楽殿|大しめ縄は必見
- 8 7. 昼食|出雲そばでひと休み
- 9 8. 阿国寺・連歌庵|出雲阿国ゆかりの地
- 10 9. 出雲阿国の墓|歌舞伎の始祖に手を合わせる
- 11 10. 阿国塔|奉納山の中腹にある記念塔
- 12 11. 上宮・下宮|神在月の神議りに関わる場所
- 13 12. 屏風岩|神迎えの道近くの見どころ
- 14 13. 稲佐の浜|神迎神事の舞台
- 15 14. 神迎えの道|出雲大社正門前へ戻る
- 16 1泊2日モデルコース|日御碕・足立美術館まで楽しむ
- 17 車なし観光で気をつけたいポイント
- 18 こんな人にはこのコースがおすすめ
- 19 よくある質問
- 20 まとめ|出雲大社観光は「参拝+周辺スポット+稲佐の浜」で満足度が上がる
まず結論|車なし日帰りなら「出雲大社周辺+稲佐の浜」がベスト
- 出雲大社を参拝
- 北島国造館へ立ち寄る
- 命主社・真名井遺跡を巡る
- 神楽殿を参拝
- 神門通り・大駐車場周辺で昼食
- 阿国ゆかりの地を歩く
- 上宮・下宮へ立ち寄る
- 稲佐の浜へ向かう
- 神迎えの道を通って出雲大社方面へ戻る
車なし日帰りの場合は、出雲大社とその周辺、稲佐の浜に限定した徒歩中心の観光モデルコースをご紹介します。
所要時間は約5時間が目安です。
| 順番 | スポット | 所要時間 |
|---|---|---|
| 1 | 出雲大社 | 約60分 |
| 2 | 北島国造館 | 約20分 |
| 3 | 命主社・真名井遺跡 | 約15分 |
| 4 | 真名井の清水 | 約3分 |
| 5 | ご縁ポスト | 約3分 |
| 6 | 神楽殿 | 約20分 |
| 7 | 昼食 | 約40分 |
| 8 | 阿国寺・連歌庵 | 約10分 |
| 9 | 出雲阿国の墓 | 約15分 |
| 10 | 阿国塔 | 約20分 |
| 11 | 上宮・下宮 | 約15分 |
| 12 | 屏風岩 | 約5分 |
| 13 | 稲佐の浜 | 約30分 |
| 14 | 神迎えの道 | 約20分 |
1. 出雲大社|まずは正しい順路で参拝

最初は、出雲大社の参拝から始めましょう。
出雲大社は、年間600万人の方々が参拝に訪れる有名なスポットです。
出雲大社は縁結びの神様として知られますが、男女のご縁だけでなく、仕事・友人・人生のご縁など、さまざまなご縁を願う場所です。
参拝時間は、最低でも60分ほど見ておくと安心です。
祓社、拝殿、八足門、素鵞社、神楽殿まで丁寧に巡ると、出雲大社らしさをしっかり感じられます。
2. 北島国造館|静かな庭園と白守が人気
出雲大社から北島国造館には、八足門前から右手に進むと、徒歩2分程度にあります。

北島家は、千家家と同じく出雲大社国造家であり「出雲教」の総本院です。
出雲教は、明治15年5月・第76代 北島脩孝(きたじま ながのり) 國造により設立され、境内には 医療の神「天神社」や「四脚門」をはじめ、美しい滝の姿もあります。
そして、花嫁の白無垢を想像する「白いお守り」が有名ですよ。
出雲大社のにぎわいから少し離れ、落ち着いた雰囲気で参拝したい方におすすめです。
3. 命主社・真名井遺跡|隠れたパワースポット
北島国造館から命主社には、北島国造館の大門(南側)を出て、通りを左手(東側)に進むと、徒歩2分程度にあります。

正式名は、神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ) といわれ、世界のはじまり(天地開闢) の造化三神の一柱、神皇産霊神(かみむすびのかみ) が祀られています。
境内には樹齢1,000年ともいわれる「ムクの巨木」があり、根の張り方が凄くて、とてつもない生命力(パワースポット)を感じられる場所です。
真名井遺跡からは、古代出雲の祭祀を感じさせる遺物も見つかっています。
4. 真名井の清水|出雲大社の神水として知られる場所
命主社から真名井の清水には、命主社から通りを左手(東側)に進むと、徒歩2分程度にあります。

島根県の名水百選にも選ばれる「真名井の清水」。
地元では古くから愛され、出雲大社の神水としても知られています。
そして「真名井の清水」が神水といわれる由来は、
11月23日、出雲大社では『古伝新嘗祭・こでんしんじょうさい』とともに「歯固めの神事」が執り行われます。
この神事では、出雲国造の寿命を延ばすとして「真名井の清水」から小石を採取し、神事に用いる習わしがあります。
長く滞在する場所ではありませんが、出雲大社周辺の清らかな水の信仰を感じられるスポットです。
5. ご縁ポスト|大切な人へ想いを届けるスポット
真名井の清水からご縁ポストは、真名井の清水から通りを左手(東側)に見えます。

「真名井の神水」近くの真名井広場に「ご縁ポスト」があります。
この「ご縁ポスト」は、縁結びの街・出雲から大切な方に特別な”想い”を届けるポストとして知られてます。
また、神門通り観光案内所では、良縁を願う「出雲から告白! ねがいとどけ ハガキセット」をご用意されてますよ!
女子旅やカップル旅では、旅の記念にもなりやすいスポットです。
6. 神楽殿|大しめ縄は必見
ご縁ポストから出雲大社方面へ戻り、神楽殿へ向かいます。

出雲大社の大しめ縄で有名な「出雲大社・神楽殿」。
神楽殿は本来、千家國造家(出雲大社宮司家)の大広間として使用され「風調館(ふうちょうかん)」と呼ばれていました。
1882年(明治15年) 出雲大社教が設立されてからは、出雲大社教の神殿としても使用されてます。
写真を撮る方も多いですが、撮影だけでなく、きちんと手を合わせると旅の満足度が高まります。
👉 『神楽殿』は 大しめ縄で知られますが 由来や歴史など周辺情報をまとめました
7. 昼食|出雲そばでひと休み
神楽殿のあとは、大駐車場周辺や神門通り周辺で昼食をとるのがおすすめです。
出雲らしい食事を楽しむなら、出雲そばは外せません。
8. 阿国寺・連歌庵|出雲阿国ゆかりの地
昼食後は、山根通りを西へ進み、阿国寺・連歌庵へ向かいます。
山根通りは、別名「阿国の道」ともいわれ、稲佐の浜へ向かう途中に出雲阿国ゆかりの場所が点在しています。
出雲大社・大駐車場の交差点から、西に3分程度の右側に「阿国寺・連歌庵」があります。

出雲阿国の晩年は、大社にもどられ 尼僧(智月)となられたそうです。
また、読経と連歌に興じて、静かに余生を過ごしたといわれています。
👉 出雲大社の西近くに出雲阿国 ゆかりの草庵『阿国寺・連歌庵』があります
9. 出雲阿国の墓|歌舞伎の始祖に手を合わせる
阿国寺・連歌庵の近くに(右斜め前)、出雲阿国の墓があります。

日本を代表する芸能・歌舞伎の始祖として知られる「出雲阿国」は、大社町の鍛冶職(中村)の子で、出雲大社の巫女であったと伝えられます。
天正の頃、出雲大社本殿の修復勧進のため京都に入り「歌舞伎踊り」を創始しました。
今でも芸能関係者の方々が、出雲阿国にお参りに来られるそうですよ!
10. 阿国塔|奉納山の中腹にある記念塔
さらに西へ進むと、「奉納山」の中腹に阿国塔があります。
少し階段を上るため、歩きやすい靴がおすすめです。
時間や体力に余裕がある方は、立ち寄ると出雲阿国の物語をより深く感じられます。

1936年(昭和11年) 、歌舞伎界の名家「中村家・市川家」をはじめ・水谷八重子など、当時の名優たちの寄付により、阿国ゆかりの地・大社町中村に「阿国塔」が建てられました。
石柱には「中村歌右衛門」「片岡仁左衛門」ら歌舞伎役者や女優など 総勢58人もの名前が刻まれています。
そして 右側面には、美しい「阿国の肖像」が描かれています。
現在の「阿国塔」は、1968年(昭和43年) に再建されています。
👉 「阿国塔」! 歌舞伎の始祖・出雲阿国をたたえる塔が建立されてます
11. 上宮・下宮|神在月の神議りに関わる場所
稲佐の浜へ向かう途中には、上宮・下宮があります。

神在月では様々な神事が執り行われ、上の宮では「神議り(かみはかり)」といわれる神議が開かれます。
また「神議り」では、様々な人と人とのご縁や、来年の収穫などを話し合われています。
特に神在月(旧暦10月) では、参拝者が多く「上の宮」を訪れる人も非常に多いです。
下宮には天照大御神が祀られています。
神在月の出雲を深く知りたい方は、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
12. 屏風岩|神迎えの道近くの見どころ
上宮・下宮の近くには、屏風岩があります。
短時間で見られるスポットなので、稲佐の浜へ向かう途中に立ち寄ると流れが自然です。

稲佐の浜「屏風岩」は、大国主命と武甕槌神(たけみかづちのかみ)とが、この岩陰で国譲りの話し合いをされたそうです。
案内板には、『戦うことなく笑顔で国譲りをされた大国主命の「和を尊し」とする心は、今もなお出雲の人々の心に受けづがれています。』と記されています。
なお「屏風岩」は民家にありますので、敷地内に入ったりせず静かに見学してください。
13. 稲佐の浜|神迎神事の舞台
最後に向かいたいのが、稲佐の浜です。

稲佐の浜は、日本の渚百選に選ばれるほど、その姿は美しい景観です。
特に夕日の姿は格別のシーンになり、弁天島越しに海に沈む夕日は、とても感動的ですよ。
👉 稲佐の浜はとても美しく『夕日』の姿や魅力は人気のスポットになります
また、稲佐の浜は、神在月に全国の神々をお迎えする神迎神事の舞台として知られています。
砂交換をしたい方は、ここで少量の砂をいただき、出雲大社の素鵞社でお清めの砂と交換する流れもおすすめです。
14. 神迎えの道|出雲大社正門前へ戻る
稲佐の浜からは、神迎えの道を通って出雲大社正門前へ戻るルートがおすすめです。

弁天島から南に2分ほどすすみ、東に向かう道が「神迎えの道」です。
旧暦の10月10日、稲佐の浜では「神迎えの神事」が執り行われ、八百万の神々は、この「神迎えの道」を通り、出雲大社に向かわれます。
「神迎えの道」は、大社町の古い街並みがつづき、出雲大社の正門前に到着します。
神在月の神々の歩みに思いを向けながら歩くと、ただの帰り道ではなく、旅の締めくくりとして印象に残ります。
1泊2日モデルコース|日御碕・足立美術館まで楽しむ
1泊2日で出雲観光を楽しめる場合は、1日目に出雲大社・稲佐の浜・日御碕、2日目に足立美術館や八重垣神社方面へ広げると充実します。
1日目|出雲大社・稲佐の浜・日御碕

- 出雲大社を参拝
- 北島国造館へ立ち寄る
- 神楽殿を参拝
- 昼食
- 稲佐の浜へ向かう
- バスまたは車で日御碕神社へ
- 日御碕灯台を見学
2日目|足立美術館・八重垣神社方面

- 出雲市駅へ移動
- JRで安来駅へ
- 足立美術館を見学
- 松江方面へ移動
- 八重垣神社を参拝
車なし観光で気をつけたいポイント
- バスの本数は事前に確認する
- 日御碕方面は帰りの便を先に確認する
- 徒歩区間が多いので歩きやすい靴にする
- 夏は暑さ対策、冬は防寒対策をする
- 雨の日はルートを短縮する
車なしでも十分楽しめますが、徒歩とバスの時間管理が大切です。
雨の日は、無理にすべて回ろうとせず、出雲大社・北島国造館・神門通りを中心にするのもおすすめです。
こんな人にはこのコースがおすすめ
初めて出雲大社へ行く方
出雲大社・神楽殿・稲佐の浜を中心に回る日帰りコースがおすすめです。
神話や歴史を深く知りたい方
命主社・真名井遺跡・上宮・下宮まで含めると、出雲の奥深さを感じられます。
女子旅・1泊2日の方
1日目に出雲大社と日御碕、2日目に足立美術館や八重垣神社を組み合わせると満足度が高くなります。
👉 【車なし1泊2日】出雲大社×八重垣神社×玉造温泉!最強縁結びルート完全攻略
よくある質問
車なしでも出雲大社周辺を観光できますか?
はい。出雲大社周辺、北島国造館、命主社、稲佐の浜までは徒歩で巡ることができます。
日帰りならどこまで回るのがおすすめですか?
出雲大社・北島国造館・命主社・神楽殿・稲佐の浜までが、徒歩中心の日帰りコースとしておすすめです。
1泊2日なら日御碕神社も行けますか?
はい。出雲大社から日御碕神社方面へはバスまたは車で行けます。日御碕灯台も一緒に回ると満足度が高いです。
徒歩観光の服装は?
歩く距離が長くなるため、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
稲佐の浜の砂交換もできますか?
はい。稲佐の浜で砂を少量いただき、出雲大社の素鵞社でお清めの砂と交換する流れもおすすめです。
まとめ|出雲大社観光は「参拝+周辺スポット+稲佐の浜」で満足度が上がる
出雲大社観光は、御本殿だけで終わらせるのは少しもったいないです。
- 車なし日帰りなら、出雲大社周辺と稲佐の浜を徒歩で巡る
- 1泊2日なら、日御碕神社・足立美術館まで広げる
- 北島国造館や命主社まで行くと、出雲の奥深さを感じられる
- 稲佐の浜と神迎えの道を歩くと、神在月の世界観にも触れられる
時間に余裕を持って歩けば、出雲大社の参拝だけでなく、周辺の歴史・神話・ご縁のスポットまでしっかり楽しめます。
初めての方も、ぜひご自分のペースで、出雲大社周辺の小さな旅を楽しんでくださいね。