上宮・下宮へ行く前に、こちらの記事もあわせて読むと理解が深まります。
「出雲大社の上宮・下宮って、どこにあるの?」
「八百万の神々が集まる場所と聞いたけれど、どういう意味?」
出雲大社や稲佐の浜を訪れる方に、ぜひ知っておいてほしい場所があります。
それが、稲佐の浜近くにひっそりと佇む上宮(かみのみや)と下宮(しものみや)です。
上宮は、神在月に全国から集まった八百万の神々が「神議り(かむはかり)」を行う場と伝えられる、とても神聖な場所です。
一方、下宮には天照大御神が祀られており、上宮とあわせて訪れることで、神在月の出雲の奥深さをより感じられます。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
- 上宮・下宮とは何か
- どこにあるのか
- 神在祭や稲佐の浜との関係
- なぜ八百万の神々が上宮に集まるのか
- 参拝時の注意点
を、やさしく解説します。
まず結論|上宮は「神議り」の場、下宮は天照大御神を祀るお社
- 上宮:神在月に八百万の神々が神議りを行う場とされる
- 下宮:天照大御神を祀る小さなお社
- 場所:どちらも稲佐の浜近くの住宅街にある
- おすすめ:稲佐の浜とあわせて参拝すると流れが自然
出雲大社の境内だけを参拝して帰る方も多いですが、神在月の意味を深く知りたい方には、上宮・下宮もとても大切な場所です。
神在月や神在祭の流れを先に知っておきたい方は、こちらも参考になります。
上宮・下宮はどこにある?
上宮・下宮は、出雲大社の西にある稲佐の浜の近くにあります。
稲佐の浜の信号交差点から東に向かい、最初の角を左へ、さらに次の角を右に曲がると約50mで「下宮」、さらに進むと「上宮」が現れます。

(出典:GoogleMAP)
住宅街の中にあるため、初めて行く方は少しわかりにくく感じるかもしれません。
稲佐の浜とセットで訪れる場合は、あらかじめ地図で位置を確認しておくと安心です。
稲佐の浜とは?神々を迎える神聖な浜
稲佐の浜は、出雲大社から西へ約1km、日本海に面した美しい浜です。
旧暦10月10日には、全国から訪れる八百万の神々をお迎えする神迎え神事が行われる場所として知られています。
全国的には旧暦10月を「神無月(かんなづき)」と呼びますが、出雲地方では「神在月(かみありづき)」と呼びます。
この時期、八百万の神々が出雲に集結し、重要な会議「神議り(かむはかり)」を行うと伝えられています。
つまり、稲佐の浜は神在月の出雲を理解するうえで欠かせない場所です。
その近くにある上宮・下宮も、神在月の物語と深くつながっています。

下宮(しものみや)とは?天照大御神を祀るお社
「下宮(下の宮・下之宮)」は、「上の宮」にくらべ小さなお社です。
下宮には 天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。
天照大御神は、伊勢神宮の主祭神としても知られる、日本神話の中でもとても重要な神様です。
素戔嗚尊の姉神でもあり、皇祖神としても広く知られています。
小さなお社ではありますが、祀られている神様の存在を知ると、下宮もとても大切な場所であることがわかります。
天照大御神や伊勢神宮との関係が気になる方は、こちらもおすすめです。

上宮(かみのみや)上宮とは?八百万の神々が集う神議りの場
「上宮(上の宮・上之宮)」は、出雲大社の摂社として素戔嗚尊(すさのおのみこと)と共に、全国から集まった八百万の神々が祀られています。
静かな空気に包まれたこの社は、格式高い佇まいと深い信仰の場として今も多くの参拝者を迎えています。
普段は静かで、扉が閉じられている趣のあるお社ですが、神在月の意味を知ってから訪れると、ただの小さなお社ではないことが感じられます。

なぜ八百万の神々は上宮に集まるの?
旧暦の10月10日・全国から神々が出雲に集い、翌日からの1週間、出雲大社にて様々な神事・祭典が執り行われます。
その期間、神々はただ滞在するだけではなく、神議り(かみはかり・かむはかり)という重要な会議を行うと伝えられています。
神議りでは、人々の縁結び、五穀豊穣、人生のご縁などについて話し合われるとされています。
そして、その神議りの場として伝えられているのが上宮です。
つまり上宮は、神々が大切なことを話し合う「神会議」の場ともいえる、とても特別な場所なのです。

上宮・下宮と十九社の違いは?
神在月に関係する場所として、出雲大社境内には十九社(じゅうくしゃ)もあります。
十九社は、神在祭の期間に八百万の神々の宿所になると伝えられているお社です。
一方、上宮は神々が神議りを行う場と伝えられています。
| 場所 | 役割 |
|---|---|
| 十九社 | 八百万の神々の宿所とされる |
| 上宮 | 神々が神議りを行う場とされる |
| 稲佐の浜 | 神々をお迎えする神迎え神事の舞台 |
この3つをあわせて知ると、神在月の出雲大社がぐっと立体的に見えてきます。
神議り後の神々は万九千神社へ向かう
神議りを終えた神々は、出雲大社で行われる「神等去出祭(からさでさい)」を経て、出雲市斐川町にある「万九千神社(まんくせんじんじゃ)」へと向かいます。
万九千神社では、「なおらい(神宴)」を行い、その後、全国それぞれの地へ帰っていくとされています。
この流れを知ると、神在月は稲佐の浜や出雲大社だけで完結するのではなく、出雲各地に広がる壮大な神事であることがわかります。

上宮・下宮はどのタイミングで参拝するのがおすすめ?
上宮・下宮は稲佐の浜近くにあるため、次のような流れで巡ると自然です。
- 出雲大社を参拝する
- 稲佐の浜へ向かう
- 上宮・下宮へ立ち寄る
- 神迎えの道を通って出雲大社方面へ戻る
また、稲佐の浜で砂をいただき、出雲大社の素鵞社でお清めの砂と交換する方は、稲佐の浜周辺の見どころとして上宮・下宮も一緒に訪れると、より深い参拝になります。
参拝するときの注意点
- 住宅街の中にあるため、静かに参拝する
- 路上駐車や近隣の迷惑になる行動は避ける
- 写真撮影は周囲に配慮する
- 神在祭期間は人が増えるため譲り合う
- 稲佐の浜とあわせて歩く場合は、歩きやすい靴がおすすめ
上宮・下宮は観光地というより、地元の方に大切に守られてきた信仰の場所です。
静かな気持ちで、丁寧に手を合わせたいですね。
上宮・下宮はこんな方におすすめ
神在月の意味を深く知りたい方
神議りの場とされる上宮を訪れることで、神在月の出雲をより深く感じられます。
稲佐の浜を訪れる予定がある方
稲佐の浜から近いため、あわせて立ち寄ると流れが自然です。
出雲大社の周辺まで丁寧に巡りたい方
出雲大社境内だけでなく、周辺の神聖な場所も巡ることで、旅の満足度が高まります。
よくある質問
上宮・下宮はどこにありますか?
稲佐の浜近くの住宅街にあります。稲佐の浜の信号交差点から東へ向かい、細い道を入った場所にあります。
上宮には何の神様が祀られていますか?
素戔嗚尊と、神在月に全国から集まる八百万の神々が祀られる場所とされています。
下宮には何の神様が祀られていますか?
天照大御神が祀られています。
上宮はなぜ重要なのですか?
神在月に八百万の神々が集まり、神議りを行う場と伝えられているためです。
出雲大社から歩いて行けますか?
稲佐の浜方面へ歩いて行く流れで立ち寄れます。出雲大社から稲佐の浜までは徒歩でも行ける距離です。
まとめ|上宮・下宮は神在月の出雲を深く感じられる神聖な場所
出雲大社の上宮・下宮は、稲佐の浜近くにある小さなお社ですが、神在月の出雲を理解するうえでとても大切な場所です。
- 上宮は八百万の神々が神議りを行う場とされる
- 下宮には天照大御神が祀られている
- 稲佐の浜や神迎え神事と深く関係している
- 十九社や万九千神社とあわせて知ると、神在月の流れが見えてくる
出雲大社を訪れるなら、境内だけでなく、稲佐の浜や上宮・下宮にも足を運んでみてください。
八百万の神々が集う出雲の神秘を、より深く感じられるはずです。
\神在月の出雲をもっと深く知りたい方へ/
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