縁結びの神として知られる出雲大社(島根県出雲市)。全国から多くの参拝者が訪れますが、なかなか頻繁に行ける場所ではありません。
だからこそ、せっかくのご参拝の機会には、神様に直接願いごとを伝える「ご祈祷」を受けてみてはいかがでしょうか?
本記事では、出雲大社のご祈祷について、ご祈祷の種類・料金・受付場所・服装・当日の流れなどをわかりやすくご紹介します。
ご祈祷とは?出雲大社で願いを神様に届ける特別な時間
ご祈祷(ごきとう)とは、神職が神様に願意(ねがいごと)を伝え、成就を祈願してくれる儀式です。
出雲大社では、以下のような願いに応じたご祈祷を受け付けています。
- 良縁祈願・結婚御礼・婚約御礼
- 厄除け・厄年祓除・開運祈願
- 家内安全・身体健康・病気平癒
- 子宝祈願・安産祈願・初宮詣り・七五三
- 学業成就・就職成就・進学祈願
- 商売繁盛・事業繁栄・会社発展
- 工事安全・交通安全・海上安全
- 神恩感謝・心願成就・出雲屋敷(新築)・方除(増改築)
- その他(自由記入も可)
願いは一つを選ぶのが基本ですが、内容によっては複数の願意を相談することも可能です。
スポンサーリンク
ご祈祷の流れ|出雲大社での手順を解説
- 社庁舎で申し込み
出雲大社・拝殿の左手にある「社庁舎」にて、御祈願申込書に「住所・氏名・数え年・願意」を記入します。 - 受付とご祈祷料の納め
ご祈祷料は5,000円/8,000円/10,000円以上(お気持ち)から選べます。受付後、「祈祷開始時間」が案内されます。 - 待機と説明
社庁舎内で案内を待ちます。開始前にご祈祷の説明があります。 - 清掛(きよかけ)着用
白い布の「清掛」を首にかけて、拝殿へ向かいます。 - 拝殿にてご祈祷
靴を脱いで拝殿内へ入り、椅子に着席。住所・名前・願意が神職により読み上げられ、神様に伝えられます。 - 授与品とお神酒
ご祈祷後、御神札・お米・お神酒が授与されます。盃(さかずき)は持ち帰り可。飲酒ができない場合は「形だけでも」と伝えればOKです。 - 八足門内での特別参拝
通常は入れない「八足門内」に案内され、「楼門前」で御本殿へ特別に参拝できます。
ご祈祷の受付場所
(出典:出雲大社ホームページ・境内のご案内)
ご祈祷の受付は、出雲大社・拝殿の左手にある「社庁舎(祈祷受付)」にて受付をされてます。
ご祈祷の受付時間・予約の有無
- 受付時間:8:30から(先着順)
- ご祈祷奉仕時間:9:00~16:00(随時奉仕)
- 予約:不要(先着順対応のみ)
混雑する時間帯は待ち時間が発生する場合があるため、午前中の早い時間帯に訪れるのがベストです。
スポンサーリンク
服装マナー|ご祈祷にふさわしい服装とは?
ご祈祷は、神様への正式な儀式。服装にも敬意を表す必要があります。
NGな服装:
- Tシャツ・短パン・ミニスカート
- ジャージ・サンダル・派手な装飾
- 肌の露出が多い服装
おすすめの服装:
- スーツまたは落ち着いた私服
- 襟付きシャツ、膝丈以上のスカート
- 清潔感のある服装(白・ベージュ・黒系が無難)
神様に失礼のないよう、心と服装を整えて参拝しましょう。
【紹介記事】 出雲大社でのタブーは? 参拝時の注意点・マナー情報(まとめ)
出雲大社のご祈祷で授かる「特別な時間」
ご祈祷後には、「八足門内」へご案内されます。ここは通常の参拝では立ち入れない神聖な空間。楼門前に立ち、御本殿に向かって直接手を合わせる特別な瞬間が待っています。
また、ご祈祷で授かる御神札やお神酒は、自宅でのお守りとしても大切にされ、多くの人が毎年返納と再授与を続けています。
まとめ|出雲大社のご祈祷は心を整え、願いを届ける大切な儀式
出雲大社のご祈祷は、単なる観光では味わえない深い信仰体験。
あなたの願いを神様に直接お伝えし、人生の節目を清める大切な時間です。
- ご祈祷料:5,000円〜(お気持ち)
- 受付時間:8:30〜(先着順)
- 服装:清潔で落ち着いた装いを
- 授与品:御神札・お米・お神酒・盃
- 特別参拝:八足門内での御本殿拝礼
良縁・厄除け・健康祈願など、願いの種類に応じて最適な祈願を選び、神様とのご縁を結びましょう。
出雲大社のご祈祷で、あなたの願いが大きな一歩となりますように。
【紹介記事】 出雲大社 いつ行くのがいい? 神在月・神在祭は特別なわけとは
【紹介記事】 お守りは何種類あるの? おすすめ(人気)や受付時間・返納(まとめ)
【紹介記事】 参拝方法はなぜ四拍手? 一般的な作法と異なるわけとは
【紹介記事】 砂が交換できる場所とは? 玄関やマンションなどのつかい方(まとめ)
【紹介記事】 無料駐車場 おすすめは? 混雑状況・予約・車中泊など(まとめ)