出雲大社では、砂が交換できるって、ご存じでしょうか?
近年、多くの参拝者さんが「稲佐の浜」の砂を採取し、出雲大社で砂を交換され、大切に持ち帰られてます。
でも初めてお聞きする方は、砂の交換って何に?ってなりますよね。
そのわけを、私をはじめ大社町民の仲間と調べてみました。
是非、ご参考にお願いします。
出雲大社でお砂の交換とは
古くから出雲大社に御参拝される信者様は、出雲大社の砂を持ち帰る風習があるそうです。
私の身近な出雲大社の氏子さんも、お砂をいただきに訪れられます。
この砂は、近年では「お清めの砂」といわれています。
砂交換とは、稲佐の浜(いなさのはま)の「砂」と、出雲大社の「砂」を交換することから「お砂の交換」といわれています。
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出雲大社で「お砂の交換」ができる場所は?
出雲大社で「お砂の交換」ができる場所は、出雲大社境内の最北に位置する「素鵞の社・そがのやしろ」です。
「素鵞の社(そがのやしろ)」は、ヤマタノオロチ伝説で有名な「素戔嗚尊・スサノオノミコト」が祀られていて、「素鵞の社」軒下の砂と「稲佐の浜」の砂とを交換できます。
近年「素鵞の社」軒下では、砂交換用の木箱が設置されています。
出雲大社「お砂の交換」の方法や手順は?
「お砂の交換」の方法は、次の3つの手順があります。
1.稲佐の浜で砂を採取する
2.出雲大社の参拝ルートに従い参拝する
3.素鵞の社で砂を交換する
1.稲佐の浜で砂を採取する
出雲大社の西・1kmほどの先に「稲佐の浜」があります。
稲佐の浜は、旧暦の10月10日・八百万の神々をお迎えする神事(神迎え神事)が執り行われる神聖な砂浜です。
その神聖な砂浜・稲佐の浜で、砂を採取します。
必要なものは、砂を入れるビニール袋。
そして、砂を採取する道具(小さなスコップなど)があれば容易に採取はできます。
なお、マナーとしては、砂を採取した後はたいらに均すこと。
また、あまり多くの砂を採取すると、出雲大社での参拝時に重くて大変ですよ。
砂の採取は、ほどほどにお願いします。
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2.出雲大社の参拝ルートに従い参拝する
稲佐の浜で砂の採取後は、出雲大社・正門(二の鳥居)から参拝します。
参道の途中にある、祓社(はらえのやしろ) にて穢れ(けがれ)をはらいます。
【紹介記事】 出雲大社の祓社・はらえのやしろ! 最初に参拝するのはなぜ?
さらに、祓の橋(はらえのはし)、手水舎(てみずや)にて穢れ(けがれ)をはらいます。
そして、四の鳥居(銅の鳥居) をくぐります。
拝殿に参拝し、八足門から御本殿に向かい参拝します。
八足門からは右回りに、東十九社など参拝をすすめ、御本殿の裏(境内の最北)にある「素鵞の社」に向かいます。
【紹介記事】 出雲大社の十九社・じゅうくしゃ! 神々の宿所として開かれるのはいつ?
3.素鵞の社で砂を交換する
「素鵞の社」にて参拝後に、社を右から回ります。
すると「素鵞の社」の軒下に、砂の入った木箱が2つあります。
2つの木箱の内、砂が濡れている方の木箱に「稲佐の浜」から採取した砂を入れます。
もう一方の木箱からお砂をいただき、お持ち帰りができます。
お砂をいただいたら、お礼としてもう一度「素鵞の社」に参拝してください。
【紹介記事】 出雲大社の素鵞社・そがのやしろ! パワースポット(岩など)で知られるわけとは?
出雲大社の砂(お清めの砂) つかい方は?
出雲大社からいただいた「お清めの砂」は、お守り・厄払い・お清めなど、様々なつかい方があります。
お守り
「お清めの砂」少量をお守り袋に入れて、お守りにします。
マンションなど住宅
マンションなどの住宅では、「お清めの砂」を4つ、小さなお皿や小さな瓶に入れ小分けにします。
小分けにしたお砂を、住宅の四隅にそれぞれ置きます。
そのことで、厄払いなどの御利益を賜れるといわれています。
その他(玄関など)
そして、玄関やお庭、土地・農地、自動車・自転車などの乗り物などにも、お砂を撒くことでお清めができるといわれます。
古くなったお砂の「処分」は?
古くなったお砂の処分は、特に決まりなどはお聞きしません。
でも、一年後に出雲大社にお礼参りの参拝をし、古くなったお砂は稲佐の浜に戻し、あらためて「お清めの砂」との交換することが望ましいように思います。
出雲大社の砂交換について、場所や方法・手順をまとめてみました。
御参拝時に、是非ご参考にお願いします。
よろしくお願いします。
出雲大社の砂でよくある質問疑問
出雲大社に砂を持って帰るのはなぜですか?
出雲大社から持ち帰るスサノオノミコトのパワーが宿った砂「お清めの砂」は、お守り・厄払い・お清めなど、様々な使い方があります。
この砂を持ち帰る手順としては、
初めに稲佐の浜で砂を採取し
その後、出雲大社の奥の素鵞の社(そがのやしろ)にて
軒下もしくは階段手前にある木箱にて砂を交換し持ち帰る。
注)自分が持ってきた砂よりも少ない量を持ち帰るのがマナーとされている。
出雲大社から持ち帰った砂はどうする?
出雲大社の砂を少量お守り袋に入れて、お守りにします。
住宅では、小皿や小瓶に入れ(4つに) 住宅の四隅に置き、厄払いなどの御利益があるといわれます。
そして、玄関や庭、土地、自動車などの乗り物にも、お砂を撒くことでお清めになるそうです。
出雲大社に行く前に砂は捨てていいですか?
稲佐の浜で採取した砂は、出雲大社に行く前に捨ててはいけません!
出雲大社の奥にある「素鵞の社(そがのやしろ)」と呼ばれる神社に浜の砂を捨てに行き
新たに、この神社の砂を持って帰る必要があります。
出雲大社の砂の効果とは?
出雲大社の砂は、お守り・厄払い・お清めなど、様々なつかい方があります。
出雲大社の砂はどこから来たのですか?
出雲大社の砂は、稲佐の浜から来ています。
というのも稲佐の浜の砂を採取し、出雲大社の境内の「素鵞社(そがのやしろ)」にある砂と交換する風習があるから。
出雲大社の砂はどうやって持ち帰りますか?
稲佐の浜で砂を採取し、出雲大社の正門から御本殿に向かいます。
そして御本殿を右回りに参拝して、素鵞の社にて砂を交換します。
素鵞の社では、軒下もしくは階段手前に木箱が2つありますので、乾いた方の木箱の砂をお持ち帰りください。
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