出雲大社の十九社(じゅうくしゃ)は、出雲大社・境内の東西2か所にあり、神様の宿所として知られる末社です。
でもなぜ、十九社では、神様の宿所なのでしょうか? そしていつ扉が開くの?
そのわけを、大社町民の私と仲間たちで調べてみました。
是非、ご参考にお願いします。
出雲大社の十九社
出雲大社の十九社は、境内の東西にそれぞれ十九社があります。
境内の西に「西十九社(にし じゅうくしゃ)」・東には「東十九社(ひがし じゅうくしゃ)」といわれます。
御祭神は、八百万の神々です。
また、東西の十九社では、それぞれ19枚の扉がありますが、普段は扉は閉められてます。
そして由来は、19枚の扉の社であることから「十九社」という名とのことです。
現在の十九社、平成の大遷宮の折り修理中に見つかった棟札からは、1809年(文化6年) に建てられたそうです。
そして、建材はモミの木が多く使用されていて、出雲大社境内にてモミの木の建材使用は、十九社の東西2棟しかみられないそうです。
スポンサーリンク
出雲大社の十九社は神様の宿所のわけは?
出雲大社の十九社は、神様の宿所として知られていますが、そのわけは?
旧暦の10月は、全国から八百万の神々が出雲地方にお集まりになられます。
そのことにより旧暦の10月では、全国一般的に「神無月」、出雲地方だけは「神在月(かみあるづき)」といわれています。
そして、旧暦の10月10日は稲佐の浜にて「神迎え神事」、翌日からの1週間は出雲大社にて様々な神事が執り行われます。
この八百万の神々が出雲大社にお集まりになる1週間は「神在祭(かみありさい)」といわれます。
この神在祭の期間、出雲大社の十九社は、八百万の神々の宿所として、全国の神様がお泊りになられます。
出雲大社の十九社の扉はいつ開く?
出雲大社の十九社、19枚の扉が開くのはいつ?
それは、旧暦の10月の1週間、全国の八百万の神々が出雲大社にお集まりになられる「神在祭(かみありさい)」の期間となります。
その期間では、十九社の19枚の扉は開かれています。
出雲大社の十九社は普段は何になる?
出雲大社の十九社は、普段は扉が閉められています。
いつもは、八百万の神への遙拝所となり、遠く離れた所から全国の神々に参拝をします。
普段から出雲大社の十九社には、たくさんの参拝者さんが、八百万の神々にご参拝されています。
スポンサーリンク
出雲大社の十九社は、なぜ東西の2か所にあるの?
境内の東西に十九社はありますが、なぜ、東西の2か所にあるのか不思議ですよね?
これは定かではありませんが、
出雲大社を中心に、東におられる神様・西におられる神様にて、それぞれ東西に十九社を宿所とされていると・・、お聞きしたことがございますが、定かではございません。
出雲大社の十九社(まとめ)
出雲大社境内の東西に、それぞれ十九社があります。
境内の西に「西十九社(にし じゅうくしゃ)」・東には「東十九社(ひがし じゅうくしゃ)」といわれます。
御祭神は、八百万の神々です。
そして由来は、19枚の扉の社であることから「十九社」という名とのことです。
出雲大社の十九社は、旧暦の10月は、全国から八百万の神々が出雲地方にお集まりになられます。
旧暦の10月11日からの1週間は神在祭といわれ、出雲大社にて様々な神事が執り行われます。
その神在祭の期間、出雲大社の十九社は、八百万の神々の宿所となります。
普段は、十九社の扉は閉められてますが、神在祭の期間では扉は開けられています。
普段では十九社は、八百万の神への遙拝所となります。
遙拝所とは、遠く離れた所から全国の神々に参拝をし、御利益を授けていただける場所が、出雲大社の十九社となります。
そして、現在の十九社は、1809年(文化6年) に建てられ、200年以上の歴史ある出雲大社の末社になります。
出雲大社の地元、大社町民の私たちが纏めてみました。
出雲大社に御参拝時には、十九社にもお立ち寄りいただき、御参拝くださいませ。
是非、ご参考にお願いします。
【紹介記事】 出雲大社 いつ行くのがいい? 神在月・神在祭は特別なわけとは
【紹介記事】 お守りは何種類あるの? おすすめ(人気)や受付時間・返納(まとめ)
【紹介記事】 御朱印はお気持ちとは? 場所や種類・時間・値段など(まとめ)
【紹介記事】 参拝方法はなぜ四拍手? 一般的な作法と異なるわけとは
【紹介記事】 砂が交換できる場所とは? 玄関やマンションなどのつかい方(まとめ)
【紹介記事】 無料駐車場 おすすめは? 混雑状況・予約・車中泊など(まとめ)