【2025年版】出雲大社「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」とは?茅の輪くぐりで無病息災を祈る神事を徹底解説!

毎年6月30日、出雲大社では無病息災を願う伝統神事「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」が執り行われます。

この神事では、心身の穢れ(けがれ)を祓い清め、夏を元気に過ごすための力を授かるとされています。

境内各所には「茅の輪(ちのわ)」が設置され、参拝者が輪をくぐることで健康を祈願します。

大祓とは?(6月・12月 年2回の祓いの神事)

出雲大社の大祓(おおはらえ)は、毎年6月と12月の晦日に行われる神事で、知らず知らずのうちに身についた罪や穢れ(ツミ・ケガレ)を祓うことを目的としています。

  • 6月30日:夏越の大祓(なごしのおおはらえ)
  • 12月31日:年越の大祓(としこしのおおはらえ)

心身を清めることで新たな季節を健やかに迎える準備を整えます。

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出雲大社「夏越の大祓」の流れと見どころ

茅輪くぐり4_20220630

1. 大祓式(拝殿)

出雲大社拝殿で「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱え、神職が「切麻(きりぬさ)」を振り、参列者の心身の穢れを祓います。

2. 茅輪神事(ちのわしんじ)(神楽殿)

神楽殿では出雲國造が登場し、両肩に茅を携えて神職と共に茅の輪をまたぎます。
この儀式は3度繰り返され、無病息災を祈願します。

その後、神楽殿ではご参列の氏子をはじめ、全国よりの御参拝の方に「輪くぐり神事」をご奉仕されます。

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3. 輪くぐり神事(参拝者参加)

茅輪くぐり2_20220630

出雲大社・境内の数か所に「輪くぐり神事」を模した、大きな茅輪を設置されます。

境内に設置された大きな茅の輪を参拝者がくぐり、身心の清めと健康を祈願。誰でも参加できる開かれた神事として人気があります。

なぜ茅の輪をくぐるの?その意味とは

茅の輪(ちのわ)をくぐることで、疫病や災厄から身を守るという信仰が古くからあり、茅の神秘的な力が穢れを祓うとされています。3回くぐるのが正式な作法とされ、以下の順序で行います:

  1. 正面からくぐって左回り
  2. 再び正面から右回り
  3. もう一度正面からくぐる

この「八の字」を描くような動きで、体の内外のけがれを清めるとされています。

出雲大社 夏越の大祓の魅力まとめ

  • 毎年6月30日に開催される無病息災を祈る伝統神事
  • 出雲國造による荘厳な「茅輪神事」が見どころ
  • 誰でも参加できる「輪くぐり神事」で心身をリフレッシュ
  • 茅の輪をくぐる意味と正式な作法を知ることで、より深いご利益が期待

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