出雲大社では、毎年6月1日・涼殿祭(すずみどののまつり)という神事が執り行われます。
この涼殿祭では、出雲国造が踏み歩かれた「真菰(まこも)」を競って手に取る風習があります。
なぜ、真菰(まこも) を、競って持ち帰られるのでしょうか。
そのわけを、地元・大社町の仲間と調べてみました。
ご参考になれば幸いです。
出雲大社・涼殿祭(すずみどののまつり)
涼殿祭(すずみどののまつり)は、「真菰(まこも)の神事」ともいわれ、夏場の無病息災をお祈りいたします。
大国主大神は、出雲大社東方(北島国造館近く)の「出雲の森」で涼をとられたと、言い伝えがあります。
その伝えにちなみ「出雲の森」から、銅鳥居東の御手洗井(みたらしのい) までの道中に立砂が盛られます。
そして、青々とした真菰(まこも) を神職によって次々と敷かれ、その上を大御幣を奉持した國造が進まれます。
古来より出雲地方には、国造に踏み歩かれた真菰をいただくと、「夏を元気に過ごせる」との信仰があります。
そのため、信者さんや氏子さんなどは、競うように真菰を手に取られ、ご自宅の神棚に祀られます。
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2024年 出雲大社・涼殿祭(スケジュール)
2024年 出雲大社・涼殿祭は、6月 1日(土) 9時よりご奉仕されます。
あらためて、出雲大社 公式ホームページ(令和6年 祭日表)にてご確認くださいませ。
出雲大社・涼殿祭(まとめ)
出雲大社・涼殿祭は、毎年6月 1日に執り行われています。
この涼殿祭は、大国主大神は「出雲の森」で涼をとられたとの伝えにちなんだ祭典になります。
出雲の森から御手洗井までの道中に、立砂が盛られ神職によって青々とした真菰(まこも) が敷かれます。
その真菰の上を、大御幣を奉持した出雲國造が進まれます。
祭典後、真菰をいただき神棚に祀ることで「元気に夏を過ごせる」との信仰があります。
そのため、信者さんをはじめ、氏子さんなどは、競うように真菰を手に取られます。
ご参考になれば幸いです。よろしくお願いします。
出雲大社の祭事・祭典は、こちらの記事をご参考にお願いします。
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