涼殿祭にあわせて出雲大社へ行く方は、こちらの記事もあわせて読むと安心です。
「出雲大社の涼殿祭って、どんなお祭り?」
「2026年はいつ行われるの?」
出雲大社では、毎年6月1日に涼殿祭(すずみどののまつり)が行われます。
涼殿祭は、青々とした真菰(まこも)を使うことから、真菰の神事とも呼ばれる古式ゆかしい祭典です。
2026年の出雲大社公式祭日表でも、6月1日(月)に「月始祭・凉殿祭」が午前9時より予定されています。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
- 涼殿祭の日程と時間
- 涼殿祭とはどんな神事なのか
- 真菰をいただく意味
- 出雲の森・御手洗井との関係
- 参拝時の注意点
を、やさしく解説します。
まず結論|2026年の出雲大社・涼殿祭は6月1日(月)午前9時より
- 祭典名:涼殿祭・凉殿祭(すずみどののまつり)
- 別名:真菰の神事
- 日程:2026年6月1日(月)
- 時間:午前9時より
- 場所:出雲大社 御本殿・出雲の森・御手洗井周辺
- ご利益として伝わるもの:無病息災・五穀豊穣
出雲大社の公式祭日表では、令和8年6月1日に「月始祭・凉殿祭」が午前9時から予定されています。
また、出雲大社公式サイトの過去の祭典紹介では、6月1日午前9時からの御本殿での月始祭に続き、「出雲の森」で凉殿祭が行われたと紹介されています。
涼殿祭とは?
「涼殿祭(すずみどののまつり)」は、出雲大社で毎年6月1日に行われる古式ゆかしい神事です。
この祭典は別名「真菰(まこも)の神事」とも呼ばれ、夏の無病息災を祈る儀式として長年地元の人々や参拝者に親しまれてきました。
祭典では、粢団子(しとぎだんご)と醴酒(ひとよざけ)が供えられ、國造が祝詞を奏上します。
その後、御幣を奉持して、銅鳥居横の御手洗井へ向かいます。
この道中に敷かれるのが、青々とした真菰です。
なぜ「真菰の神事」と呼ばれるの?
涼殿祭が「真菰の神事」と呼ばれるのは、祭典の中で真菰が重要な役割を持つからです。
言い伝えによると、出雲大社の御祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は、夏の暑さをしのぐために「出雲の森」(出雲大社の東方、北島国造館付近)で涼をとられたとされています。
この伝承をもとに、毎年6月1日には「出雲の森」から「御手洗井(みたらしのい)」までの参道に立砂(たてずな)が盛られ、神職によって青々とした真菰(まこも)が美しく敷かれます。
そして、大御幣(おおごへい)を奉持した出雲國造がその真菰の上を神聖に踏み進むという厳かな儀式が行われます。
この真菰には、古くから特別なご神徳があると信じられてきました。
真菰(まこも)とは?
真菰は、水辺に生えるイネ科の植物です。
古くから神事に使われることがあり、清らかさや生命力を感じさせる植物として大切にされてきました。
出雲大社の涼殿祭では、この真菰が祭場から御手洗井へ向かう道に敷かれ、神事の中心的な役割を担います。
真菰をいただく意味
この涼殿祭で敷かれた真菰は、古くから出雲地方で「神聖な植物」として信仰されており、特に國造が踏み歩かれた真菰には霊験あらたかな力が宿るとされています。
そのため、祭典後には多くの信者や氏子がこの真菰を競うように手に取り、自宅の神棚に祀る風習があります。
真菰を神棚に祀ることで、「夏を無病息災で過ごす」というご利益があると信じられています。
また、その真菰をお風呂に入れると無病息災、田畑に埋めると五穀豊穣のお蔭があるというのが古くからの言い伝えであります。
つまり、真菰はただの植物ではなく、無病息災や五穀豊穣を願う大切な授かりものとして受け止められてきたのです。
涼殿祭が行われる「出雲の森」とは?

涼殿祭の舞台となるのが、出雲大社境内の東方にある出雲の森です。
出雲の森は境内荒垣より東方へ約100メートルの場所(北島国造館付近)にあり、椋の大木が御神木として祀られています。
普段の参拝では見落としやすい場所ですが、涼殿祭を知るうえではとても重要な場所です。
出雲大社の境内全体を知っておきたい方は、こちらも参考になります。
御手洗井とは?

涼殿祭では、國造が御幣を奉持して御手洗井(みたらしのい)へ向かいます。
御手洗井は、銅鳥居の横にある井戸です。
國造が祝詞奏上の後、御幣を奉持して銅鳥居横の御手洗井に至り、黙祷祈念を行います。
四の鳥居である銅鳥居の近くにあるため、参拝ルートとあわせて場所を知っておくと理解しやすくなります。
涼殿祭の流れ
涼殿祭の流れを簡単に整理すると、次のようになります。
- 御本殿で月始祭が行われる
- 出雲の森に祭場が設けられる
- 粢団子と醴酒が供えられる
- 國造が祝詞を奏上する
- 御幣を奉持して御手洗井へ向かう
- 道中に敷かれた真菰の上を歩む
- 参列者が真菰をいただく
古くから続く神事の流れを知ってから参列すると、涼殿祭の意味がより深く感じられます。
真菰はどう使う?
涼殿祭でいただいた真菰については、次のような使い方が伝えられています。
- お風呂に入れて無病息災を願う
- 田畑に埋めて五穀豊穣を願う
- 神棚など清らかな場所に大切に祀る
お札や授与品の置き方が気になる方は、こちらも参考になります。
真菰をいただくときの注意点
- 周囲の参列者と譲り合う
- 必要以上に取らない
- 神事の妨げにならないようにする
- 係の方や現地案内に従う
- いただいた真菰は粗末に扱わない
涼殿祭は「真菰をもらうイベント」ではなく、出雲大社の大切な神事です。
真菰をいただく場合も、感謝の気持ちを持って丁寧に扱いましょう。
涼殿祭の日は混雑する?
涼殿祭は、出雲大社の特色ある神事として知られており、参列者が多くなる場合があります。
境内周辺や駐車場が混み合う可能性もあるため、車で訪れる方は早めの到着がおすすめです。
涼殿祭に参列するときの服装・持ち物
服装
特別な正装でなくても大丈夫ですが、神事に参列するため、清潔感のある落ち着いた服装がおすすめです。
靴
境内を歩くため、歩きやすい靴を選びましょう。雨の日は足元が悪くなることもあります。
持ち物
- 暑さ対策の飲み物
- 雨具
- 小さな袋
- タオル
- 参拝用の小銭
6月1日は初夏の時期です。晴れると暑くなることもあるため、無理のない参拝を心がけましょう。
涼殿祭とあわせて参拝したい場所
拝殿・八足門前
出雲大社参拝の中心となる場所です。涼殿祭の日も、まずは丁寧に手を合わせましょう。
銅鳥居・御手洗井周辺
涼殿祭の流れに関係する場所です。四の鳥居である銅鳥居にも注目してみてください。
神楽殿
大しめ縄で有名な神楽殿も、出雲大社参拝では外せない場所です。
北島国造館
出雲大社の東側にある静かな参拝スポットです。白守や庭園で知られています。
涼殿祭と大祭礼・神在祭の違い
| 祭礼 | 時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| 涼殿祭 | 毎年6月1日 | 真菰を用いた無病息災・五穀豊穣の神事 |
| 大祭礼 | 毎年5月中旬 | 例祭を中心とした出雲大社の重要な祭礼 |
| 神在祭 | 旧暦10月 | 八百万の神々を迎える神在月の祭事 |
出雲大社には、一年を通してさまざまな祭典があります。
涼殿祭は初夏の無病息災を願う神事として、大祭礼や神在祭とはまた違った魅力があります。
涼殿祭の日のおすすめモデルコース
- 早めに出雲大社周辺へ到着する
- 二の鳥居から参道を進む
- 祓社で心身を整える
- 拝殿・八足門前で参拝する
- 涼殿祭に参列する
- 銅鳥居・御手洗井周辺を確認する
- 神楽殿へ立ち寄る
- 神門通りで昼食やお土産を楽しむ
時間に余裕があれば、稲佐の浜や北島国造館まで足を伸ばすのもおすすめです。
よくある質問
出雲大社の涼殿祭はいつですか?
毎年6月1日に行われます。2026年は6月1日(月)午前9時より、月始祭・凉殿祭が予定されています。
涼殿祭は何と読みますか?
「すずみどののまつり」と読みます。「凉殿祭」と表記されることもあります。
涼殿祭は別名がありますか?
はい。真菰を用いることから、「真菰の神事」とも呼ばれます。
真菰にはどんな意味がありますか?
國造が歩まれた真菰をいただくと、無病息災や五穀豊穣のお蔭があると伝えられています。
涼殿祭の日も通常参拝できますか?
参拝はできます。ただし、神事の時間帯は一部混雑したり、動線が変わる場合があります。現地の案内に従いましょう。
まとめ|出雲大社の涼殿祭は、初夏の無病息災を願う「真菰の神事」
出雲大社の涼殿祭は、毎年6月1日に行われる古式ゆかしい神事です。
- 2026年は6月1日(月)午前9時より予定
- 涼殿祭は「真菰の神事」とも呼ばれる
- 出雲の森から御手洗井へ向かう道に真菰が敷かれる
- 真菰には無病息災・五穀豊穣の言い伝えがある
- 参列時は譲り合いと感謝の気持ちを大切にする
涼殿祭は、出雲大社の初夏を感じられる特別な祭典です。
6月1日に出雲大社を訪れる方は、真菰の神事の意味を知ったうえで、静かに参列してみてくださいね。