出雲大社でのタブーまとめ!参拝マナーと注意点を徹底解説

島根県出雲市に鎮座する「出雲大社(いずもたいしゃ)」は、縁結びの神様・大国主大神を祀る、日本を代表する神社のひとつです。

せっかく遠方から訪れるなら、正しい参拝作法でしっかりとご利益を授かりたいもの。

そのためには「してはいけないこと=参拝のタブー」を事前に知っておくことが大切です。

本記事では、出雲大社で気をつけるべきタブーやマナー、さらに参拝前に知っておきたい豆知識をまとめてご紹介します。

出雲大社でのタブーと参拝マナー

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神社にふさわしくない服装は避ける

参拝は神様に向き合う神聖な時間です。

  • ラフすぎる服装(ジャージ・短パン・サンダル)
  • 極端に派手な服装や露出の多い服

これらはタブーとされ、神前での礼儀に欠けるとみなされます。

少なくとも清潔感のある服装を心がけましょう。

出雲大社特有の作法を守る

拝殿20230328

多くの神社では「二礼二拍手一礼」ですが、出雲大社は特別に「二礼四拍手一礼」です。

正しい作法を忘れずに行うことで、神様に失礼のない参拝ができます。

出雲大社の参拝方法は?一般的な作法と異なるわけとは?

参道の中央を歩かない

下り参道20230905

参道の中央は「神様がお通りになる道」と伝えられています。

参拝者は左右どちらかの端を歩くのがマナーです。

特に下り参道右側には「祓社(はらえのやしろ)」があり、参拝前に穢れを祓うのに最適な場所です。

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鳥居の前では一礼する

正門20230528

出雲大社には4つの鳥居があります。

鳥居をくぐる前に必ず立ち止まり、一礼してから進みましょう。

これは「ここから先は神域」という意識を持つ大切な動作です。

穢れを祓い清める(祓社)

祓社_20230326

人は生活をすると、知らず知らずのうちにツミ・ケガレが心身に着きます。

折角の出雲大社での御参拝ですので、祓社(はらえのやしろ) に参拝して、身心を祓い清めてから御本殿に向かってください。

祓社は、下り参道の途中右側にあります。

出雲大社の祓社(はらえのやしろ)とは?最初に参拝する理由と祓橋(はらえのはし)の意味を解説

松の参道は中央を歩かない

松の参道

三の鳥居(鉄の鳥居)をくぐると、美しい松並木の参道が現れます。

中央部分は松の根を保護するため現在は通行不可です。

両端の歩道を歩くようにしてください。

お賽銭は投げない

八足門20230328

出雲大社ではお賽銭を投げ入れる作法はありません。

静かに入れ、心を込めて祈りましょう。

しめ縄にお賽銭をはさまない

しめ縄20230909

また、大しめ縄にお賽銭を挟む行為は誤った風習であり、神様に対して失礼です。

しめ縄は神域を示す神聖な結界なので、絶対に避けましょう。

四の鳥居(銅の鳥居)には触れない

鳥居(銅の鳥居)20230415

四の鳥居(銅の鳥居)に触れると「金運が上がる」との俗説がありますが、出雲大社にはそのような信仰はありません。

寛文6年(1666年)に毛利輝元の孫、毛利綱広から奉納された歴史的に貴重な文化財なので、触らずに敬意をもって眺めましょう。

おみくじは「結び所」に結ぶ

おみくじ結び所20230528

出雲大社のおみくじは吉凶ではなく「神様からのメッセージ」が書かれています。

持ち帰らない場合は木(枝に結ぶと木が傷んでしまいます)ではなく、専用の「結び所」に結びましょう。

出雲大社「おみくじ」は持ち帰る? 番号が書かれているわけとは

神社に参拝してはいけない人は?

古来より神社は「穢れ(けがれ)」を忌み嫌う場所とされてきました。

  • 身内の不幸があった直後
  • 出産直後
  • 生理中

これらの状態は「気が枯れている」と考えられ、参拝を控えるべきとされてきました。

現代では必ずしも厳格に守られるものではありませんが、心身が整ってから参拝するとよいでしょう。

出雲大社には喪中でも参拝できる?忌中との違いと正しい参拝マナーを解説

神在月でも出雲に行かない神はいる?

出雲大社に来ない神様は誰ですか?

旧暦10月(神在月)には全国の八百万の神々が出雲大社に集まると伝えられますが、すべての神様が集まるわけではありません。

田畑や村を守る「留守神」と呼ばれる神々はその土地に残るとされ、代表的な神は以下の通りです。

  • 竈神(かまどの神)
  • 恵比須神
  • 大黒様
  • 道祖神
  • 金比羅神

神在月に出雲大社に行かない神様とは?

なぜ天皇は出雲大社に入れないのでしょうか?

出雲大社の祭祀は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の子・天穂日命(あまのほひのみこと)を祖とする「出雲国造家(千家家・北島家)」のみが担ってきました。

神話に基づくこの伝統のため、天皇陛下でさえ本殿の中に立ち入ることはできません

出雲大社に行く前に参拝する神社は?

須佐神社・正門

出雲大社に訪れる前に立ち寄りたいのが、須佐神社です。

須佐之男命(スサノオノミコト)の御魂を祀る全国唯一の神社であり、日本神話では、須佐之男命は”ヤマタノオロチ”を退治した英雄として、今も伝えられています。

また、樹齢1300年の大杉や「須佐の七不思議」など、神秘的な自然と伝説が残る最強のパワースポットと呼ばれています。

 

 

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