初めての出雲大社、お参りだけじゃもったいない!最強の縁結び「御砂」持ち帰り完全ルート

坂本まりか

この記事の著者:坂本 まりか

神社巡拝家 / 出雲観光大使(自称ではなく公認を目指すレベルの精通者)

全国2,000社以上の神社を参拝。特に出雲大社には10年以上通い詰め、神職とも交流がある。著書に『神様とつながる参拝の作法』など。

「出雲大社に行けば、人生が変わるかもしれない」

友人の結婚報告を聞いて、ふとそんな直感が降りてきたあなた。

その直感、間違っていませんよ。

私も初めて訪れた時、境内の清々しい空気に触れて、涙が出そうになったのを覚えています。

でも、ちょっと待って。

いきなり大きな鳥居をくぐろうとしていませんか?

「作法もよくわからないし、失敗して神様に失礼があったらどうしよう…」

「せっかく遠くまで行くんだから、絶対に良いご縁を持ち帰りたい!」

そんな不安と期待で胸がいっぱいになっているあなたへ。

実は、出雲大社には、多くの観光客が知らずに素通りしてしまう「最強の縁結び儀式」があるんです。

それは、「稲佐の浜」で砂をいただき、「素鵞社(そがのやしろ)」で交換して持ち帰るという一連の流れ。

この儀式を行うかどうかで、ご利益の深さがまったく違ってきます。

この記事では、初めての方でも迷わず、神様に愛される参拝ができる「正解ルート」を、私の10年の経験を凝縮してお伝えします。

さあ、ビニール袋を一枚用意して。人生を変える旅に出かけましょう。


なぜ「いきなり本殿」はNGなのか?出雲参拝の鉄則

「出雲大社に着いたら、まずは正門から入って本殿へ!」

ガイドブックにはそう書いてあることが多いですが、実はこれ、非常にもったいないことをしています。

なぜなら、出雲大社最強のパワースポットと言われる「素鵞社(そがのやしろ)」のご利益を、半分も受け取れないからです。

素鵞社は、本殿の真裏にひっそりと佇むお社です。

ここには、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の親神であるスサノオノミコトが祀られています。

そして、このお社の床下にある木箱には、厄除けや招福の力が宿るとされる「御砂(おすな)」が入っています。

この御砂は、誰でも自由に持ち帰ることができます。

しかし、それには「ある条件」があるのです。

それは、「稲佐の浜」の砂を持参し、交換すること。

手ぶらで素鵞社に行っても、ただお参りするだけで終わってしまいます。

「知らなかった!砂を持ってくればよかった…」と後悔する参拝者を、私は何人も見てきました。

稲佐の浜は、参拝ルートの「始点」であり、素鵞社で御砂をいただくための「前提条件」となる場所です。

だからこそ、いきなり本殿に向かうのではなく、まずは海へ向かう。

これが、出雲参拝の鉄則なのです。


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【保存版】ご利益を最大化する「正解ルート」4ステップ

では、具体的にどのような順番で回ればいいのでしょうか?

初めてでも迷わない、ご利益を最大化する「正解ルート」を4つのステップでご紹介します。

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稲佐の浜から本殿、素鵞社への移動ルートマップ

ステップ1:稲佐の浜(いなさのはま)

出雲大社から西へ約1km。神在月(かみありづき)に全国の神々をお迎えする神聖な浜です。

まずは、浜にある「弁天島」にお参りしましょう。

その後、波打ち際の乾いた砂を、持参したビニール袋に少しいただきます。

これが、後で御砂と交換するための大切な「種」となります。

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ステップ2:勢溜(せいだまり)の大鳥居

砂を持ったら、いよいよ出雲大社へ。正門にあたる「勢溜の大鳥居」から入ります。

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ここから続く参道は、全国でも珍しい「下り参道」になっています。

下っていくにつれて、俗世の垢が落ち、心が鎮まっていくのを感じてください。

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途中にある「祓社(はらえのやしろ)」で心身を清めるのも忘れずに。

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ステップ3:拝殿・本殿

参道を進み、松の並木を抜けると拝殿に到着します。まずはここでご挨拶。

その後、奥にある本殿へ向かいます。

ここで注意したいのが、神楽殿(かぐらでん)と本殿は「別物」であるということです。

あの大しめ縄があるのは神楽殿であり、本殿ではありません。

多くの人が神楽殿だけ見て帰ってしまいますが、神様がいらっしゃる本殿へのお参りを最優先にしましょう。

ステップ4:素鵞社(そがのやしろ)

本殿の参拝を終えたら、そのまま裏手へ回り込みます。

そこにあるのが、最強のパワースポット「素鵞社」です。

お社の裏や横に木箱があります。

ここに、稲佐の浜から持ってきた砂を奉納し、代わりに木箱に入っている「御砂」を同じ量だけいただいて帰ります。

これが、最強の厄除け・招福のお守りとなります。

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「四拍手」で幸せを呼ぶ!恥をかかない参拝マナー

「出雲大社は拍手の回数が違うって聞いたけど…」

その通りです。一般的な神社は「二礼二拍手一礼」ですが、出雲大社では「二礼四拍手一礼」が正式な作法です。

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なぜ「四拍手」なのか?

「四」という数字に「死」を連想して不安になる方もいるかもしれませんが、安心してください。

出雲大社における「四」は、「四(しあわせ)」に通じるとされています。

また、東西南北を守る四神への敬意を表しているとも言われています。

手を合わせる時は、右手を少し下にずらし(節合わせ)、4回しっかりと手を打ち鳴らしましょう。

この音が、神様にあなたの想いを届けてくれます。

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服装とお賽銭の疑問

「正装じゃないとダメ?」と心配される方もいますが、普段着で問題ありません。

ただし、神様の御前ですので、極端に露出の多い服や、だらしない格好は避けましょう。

大切なのは金額よりも、感謝の気持ちです。

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また、境内は砂利道が多いので、ヒールよりも歩きやすい靴がおすすめです。

お賽銭の金額に決まりはありませんが、「ご縁がありますように」と5円玉を用意するのも素敵ですね。

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ここだけは外せない!境内のおすすめパワースポット

正解ルート以外にも、境内には見逃せないスポットがたくさんあります。

神楽殿(かぐらでん)

本殿参拝の後にぜひ立ち寄ってほしいのが、日本最大級の大しめ縄がある「神楽殿」です。

ここで一つ注意点があります。

以前、しめ縄にお金を投げて刺さると願いが叶うという噂がありましたが、これは絶対NGです。

神様に対して失礼にあたりますし、現在は金網で保護されています。

マナーを守って、その迫力を目に焼き付けましょう。

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因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)

境内を歩いていると、あちこちで可愛らしいウサギの像に出会います。

これは、大国主大神が助けた「因幡の白兎」にちなんだもの。

現在60羽以上のウサギたちが、祈ったり、遊んだりしています。

お気に入りの一羽を見つけてみてください。

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出雲大社 うさぎの石像は 公式ホームページによると、境内周辺では、青銅の御像(大国主大神・うさぎ)を含め、うさぎの石像は…

祓社(はらえのやしろ)

勢溜の大鳥居をくぐってすぐ、参道の右側にある小さなお社です。

ここは、私たちが知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓い清めてくれる場所。

本殿に向かう前に必ず立ち寄り、心身をクリアな状態にしましょう。

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よくある質問(神在月、アクセス、ランチなど)

最後に、初めての方が抱きがちな疑問にお答えします。

Q. 神在月(11月頃)に行ったほうがいいですか?
A. 初心者の方は、あえて避けるのが無難です。
神在月は全国の神様が集まる特別な時期ですが、とにかく人が多く、参拝までに数時間並ぶこともあります。初めてなら、静かな時期にゆっくりと神様と対話することをおすすめします。神様はいつでもいらっしゃいますよ。

Q. いただいた御砂はどうすればいいですか?
A. 自宅の敷地に撒くか、お守り袋に入れて持ち歩きましょう。
一戸建てなら敷地の四隅に撒くと結界になります。マンションの方は、小さなお守り袋に入れて持ち歩いたり、玄関に置いたりすることで、強力な厄除けになります。

Q. 参拝後のランチのおすすめは?
A. やっぱり「出雲そば」です!
出雲大社の周辺には、美味しい出雲そばのお店がたくさんあります。参拝で歩き回った後は、冷たい割子そばや温かい釜揚げそばで、お腹も満たしてくださいね。

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良いご縁は、良い準備から。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

「これなら私にもできそう!」と、少し自信が湧いてきましたか?

良いご縁というのは、ただ待っているだけではなかなか巡ってきません。

自ら動き、正しい手順で準備を整えた人のもとに、神様は素敵なご縁を運んでくれるものです。

稲佐の浜で海風を感じ、参道で心を鎮め、素鵞社で御砂をいただく。

その一連の体験こそが、あなたの人生を変える「神聖な儀式」となるはずです。

さあ、まずはビニール袋を一枚用意して、稲佐の浜へ向かう計画を立てましょう!

あなたの出雲旅が、素晴らしいご縁の始まりとなりますように。


参考文献